みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は must と have to の否定バージョン、mustn’t と don’t have to についてお伝えします。must と have toは ～せねばならない というテイストが同じため、ほとんどの授業で同時に教えられます。そしてひとつのテストで同時にチェックされます。しかしこの must と have to は～せなばならない というテイストは同じでも、動詞である王を押さえ込む技としてはまったく別物です。まったく違う技を同時に習うことが混乱を引き起こしています。
このことはワーグナーミトミの別の記事
ミトミの技がちがいすぎるぞ must と have to
でお伝えしていますが、今一度軽く復習します。そのあと must と have to の否定文についてお伝えします。こちらは技が違うだけでなくテイストまで違う困り者です。ここで混乱から抜けられず、英語引退のケースが多いです。でもこの記事を読むあなたは大丈夫、この難局を難なく突破し、笑いの止まらない英語力増進ライフを進みましょう。
You must run.
この must は助動詞です。できるテイストの can みたいなもんです。王である動詞は run です。
must は run王 の王座を脅かさないので、run王は余裕ですな。これを疑問文にすると、can を前に出すのと同じで
Can you run?
Must you run?
となります。テイストが違うだけです。
これを否定文にすると、これまた can と同じで
You can’t run.
You mustn’t run.
となります。ワンパターンで楽ですな。これだけ習っていればいいのですが、～せなばならないテイストが同じなので have to まで同時に習ってしまいます。
You have to run.
この have to を助動詞の授業で習うことで、大混乱が起きます。have to はワーグナーミトミ流では助動詞ではありません。
toマン が run王の王権を停止している不定詞です。
そんなバカな？では疑問文にしてみましょう。
Have you to run?
ではないですよね？こんな文みたことないです。助動詞パターンでやるとこうなります。でもこうではなく
Do you have to run?
となります。これは
You want to run.
を疑問文にして
Do you want to run?
とするのと同じです。want は普通の動詞なので do が前に出ます。have to の have も普通の王なので want と同じにするだけです。
では否定文です。
must は can と同じなので
You can’t run.
You mustn’t run.
です。have to は want to と同じで
You don’t want to run.
You don’t have to run.
です。ハハ簡単だねー、で終わりにしたいです。が、ひとつ日本人を混乱させることがあります。それをお知らせします。
You must run.
You don’t have to run.
テイストは 君は走らねばならない、です。
Must you run?
Do you have to run?
テイストは、君は走らねばならないのか？です。
では否定文です。
You don’t have to run.
のテイストは
君は走らねばならない、なんてことはない。
まだるっこしいですな。要は
君は走る必要なない
です。では
You mustn’t run.
のテイストもこの
君は走る必要はない
でしょうか？違います。
You mustn’t run.
のテイストは
君は走ってはいかーん
君は走ってはならない。
君は走るなー
です。違うのです。
mustn’t のテイストは ～するなー の禁止、have to のテストは ～する必要ないよ です。
どーしてだ？と追求してもどうしようもありません。ネイティブに聞いてもどうしようもありません。「んなこと知るかい」で終わりです。ワーグナーミトミは理論的にいける限界までいきます。でもここから先はしゃーない、が英語にはあります。「なぜ？」の気分の時になぜ「なぜ｝という言葉が瞬時に日本人の心に浮かぶのか？「知るかい、自然と浮かぶんだよ」 です。同じことです。ということで
mustn’t ~するなー
don’t have to ～する必要ないよー
のテイストの違いを
あっそうすか！
で吸収してさらなる英語力増進に向かいましょう。
英語の検索はワーグナーミトミで。