みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は多くの方々が関係副詞があやふやに、特に関係代名詞と関係副詞の違いがわからなくなる原因についてお伝えします。これは実は今の日本の関係副詞の教え方が非常に悪いからです。あえて言いますよ、非常に悪いです。その元凶を今回はっきりさせます。この元凶をはっきりさせることで、日本人の英語力を停滞させているものを排除します。
いうまでもなくネイティブは関係代名詞と関係副詞に混乱なんてしません。ネイティブの英語第一言語脳は、今回お伝えするプロセスを光速より速く、一瞬でおこなってしまいます。それが第一言語です。でも英語第一言語脳をもっていない日本人は、まずネイティブの英語脳でおこなわれるプロセスを正しく知ることからスタートさせる必要があります。この英語脳プロセスの分析は、通常の教科書、参考書、ネイティブの方々の書く例文紹介書にはないものです。ワーグナーミトミにおまかせください。「えー、そうだったの」という驚愕の真実へまいりましょう。
I know the place. Yumi plays golf in the place.
ネイティブは同じ物体を感知すると、合体させたくてたまらなくなります。この場合、青のthe place と 赤のthe place が同じ物体です。
I know the place the place Yumi plays golf in.
合体したはいいのですが、動詞がふたつ、王がふたり状態です。ひとつしかないチャンピオンベルトを争奪する闘いが展開中です。ネイティブはこの状態を許しません。
弱い赤のthe place が強い thatマン に変身しました。thatマン は動詞の王権を停止する力、王権停止力をもっています。
I know the place that/which Yumi plays golf in.
小物?の前置詞 in に目もくれず、青のthe place と 赤のthe place を合体させたので、赤のthe place が変身する姿は that でも which でもかまいません。ネイティブどっちでも気にしません。
もうひとつの例です。
I know the place. Yumi plays golf in the place.
おや、ネイティブの方今度は in を合体に連れて行く気分のようです。特別な理由は、ないようですな、ハハ。
I know the place in the place Yumi plays golf.
合体はこれでOKです。でもこのままではふたりの王が一本のベルトをめぐって暴れだすので変身が必要です。おや、in を合体に連れてきたので、which しか変身する姿がネイティブの心に浮かばないようです。
I know the place in which Yumi plays golf.
これで全プロセス終了です。ありりり?in which 2連ちゃん にしたら、in which を where 一語にしてもいいかな、という気分がネイティブにわいたようです。
I know the place where Yumi plays golf.
in which が where 一語になってしまいました。でも where にもネイティブは王権停止力を感じているのでいいのです。こうして
in which 2連ちゃん
の時だけ where がネイティブの心に浮かぶのです。これが関係副詞です。これが正確に習得できない理由は
I know the place. Yumi plays golf in the place.
の in the place を ネイティブはthere 一語ですましてしまうことがあるのです。
I know the place. Yumi plays golf there.
この例文で関係副詞を学び始めるケースがほとんどなのです。大問題なのは
in が there の中に吸収されて視界から消えてしまうことです
この例文で関係副詞を学ぶとどうなるでしょう。
I know the place. Yumi plays golf there.
お、サトル君登場です。
I know the place there Yumi plyas golf.
I know the place where yumi plays golf.
簡単そうなのはいいのですが。
この thereバージョン を最初に習ってしまうので、in という前置詞を意識しないまま関係副詞を習得してしまうのです。there の中に in はあるのですが、なにしろ見えないので意識しろ、というほうが無理です。そのため place なら where と習得してしまいます。このダメージは巨大です。英語力が大きく停滞、衰退します。
I know the place where Yumi likes.
とかやりだします。
I know the place. Yumi likes the place.
in はどこにもないです。合体して
I know the place the place Yumi likes.
変身して
I know the place that/which Yumi likes.
これで終わりです。 in which 2連ちゃん がないので
where なんてネイティブの心にかけらも浮かびません。
この in が見えないthere で関係副詞を習うのが元凶です。there を関係副詞の学習から排除です。 in which 2 連ちゃん で関係副詞をマスターしきってから、そういや thereバージョンもあるでよ、ならまだいいのですが。
今回この記事見てるみなさんはOKですね。よかった。
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