みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今日は別物体、同一物体の意識が英語に大きく影響する大事なケースをお話します。今回のお話で英語の長文がかなりネイティブのように理解できるようになります。英語は「1000回読め、意味おのずから通ず」のようなど根性論?でやれるものではありません。最初にきちんと基本を知ることが大事です。それも本物の基本です。ワーグナーミトミは本物の基本をお届けしています。従来の日本の英語の説明と違うところがありますが、それはワーグナーミトミが25年間以上英語を指導してくる中で発見してきたワーグナーミトミオリジナルです。今回のことを知れば、長めの文もどうってことなくなります。これをあなたの経験にしちゃいましょう。
次の文をみてみましょう。
Masao gave Ayumi a hat.
動詞の gave 王が君臨していますね。ここで大事なことは
Masao gave Ayumi a hat.
の Ayumi と a hat は別物体ということです。さてここで別物体をネイティブが感知したときに、ネイティブがやりたがることを思いだしてください。
そう、別物体をやられ物体と感じることです。Ayumi は Masaoに帽子を与えられているので、やられ物体です。このやられ物体を前にだすことをやります。そのときネイティブは王である動詞を be プラス 3 にしますね。ワーグナーミトミは過去分詞などという日本人を混乱させている言葉は使いません。左から3番目に並んでるから 3 です。
give gave given giving
左から3番目に given がいます。
Ayumi was given a hat by Masao.
was が王になり give は3マンによりつぶされ王ではなくなりました。王が一人しかいなければOKなのが英語です。なのでこれでOKです。
ところが、
Masao gave Ayumi a hat.
は a hat も Masao, Ayumi と別物体です。
別物体なので絵にするとMasao とも Ayumi とも別の第3の物体が現れています。この第3の物体 a hat を前に出してもいーや、という気分にネイティブはなります。そういう気分になってしまうのは日本人にはどーにもなりません。すると、
A hat was given Ayumi by Masao.
こちらのバージョンもあり、になります。すべては
この a hat が別物体だからです。まとめると、
Masao gave Ayumi a hat. は
Ayumi was given a hat by Masao.
A hat was given Ayumi by Masao.
2パターンがあるのです。
さてさて、
Masao called Ayumi Ayuchin.
こちらはどうでしょう。Masao と Ayumi は別物体ですが、Ayumi と Ayuchin は同一物体です。
Ayumi と Ayuchin が同一物体のため、絵にすると2つの物体しか登場しません。この場合ネイティブは2つの物体の最初のほう、Ayumi を前にだします。
Ayumi was called Ayuchin by Masao.
ところが Ayumi, Ayuchin という同じ
物体の後ろのほう Ayuchin を前に出そう、という気がネイティブに起こりません。同一物体を前に出そう、という気が起きないのです。なぜ起きないのか?それはネイティブにも謎です。ノンネイティブの日本人にはなおさらどーしようもありません。ネイティブの心に起きないものは英語ではダメなのです。この点がたとえば数学、物理などのほかの学習することと、けたはずれに違う点です。このことは英語学習でとても大事なので心しておいてください。
よくあるケースで
日本語に訳すと意味が通るのでいいのでは?
というケースがありますが、日本語が英語ネイティブの心にないのでダメです。英語を日本語に訳してから考える従来の英語学習を、ワーグナーミトミはしません。ネイティブの英語心をいただく学習がワーグナーミトミ英語ですよ。
同じ物体を前に出す気がしないネイティブ心により、
Masao called Ayumi Ayuchin.
は
Ayumi was called Ayuchin by Masao.
のワンパターンしかありません。これしかネイティブの心に浮かばないのでどーしようもないです。同一物体だとなぜ?は人類永遠の謎でしょう。大事なことはこのことを意識して英語を学ぶことです。一見難しそうな文でも、単語が難しめになってるだけで文のパターンは同じです。
The government gave people a new plan.
政府は新しいプランを提供したのですな。 people と a new plan は別物体です。
The government called the plan Superplan.
あえて間隔あけてありますよ。
政府はそのプランを スーパープランと呼んだのですな。
それでは今回のお話を心にとめて、英語学習にはげんでください。別物体、同一物体を意識することは英語力向上の大きなステップです。あなたはそれを体感していきます。それがあなたの経験です。最後までお読みくださりありがとう。
英語の検索はワーグナーミトミへ。