こんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。
英語は王様である動詞が、ひとつの文に技なしでふたつあることだけは許さない言語です。これが英語をマスターする上で一番大事なことです。その主要な技にひとつがtoです。toでokです。英語が劇的にできるようになるtoです。toですべてokといえばいえますが。
私からこのtoを学んでオーストラリア留学に旅立ったMikuさん、toを使いまくり言いたいこと言いまくり、笑いの止まらない留学生活ではありますがーー。あまりのtoの連発に自分もネイティブの人達もどうかな?という感じになってきました。
そんな日々の中、もうひとつの王様である動詞つぶしの技を思いだしました。ネイティブの英語はその技のために多彩に聞こえるのです。
私がtoのついでに伝授したその技を使うことで、あまりにもtoに頼りすぎていたMikuさんの英語がネイティブのように多彩になりました。自分がその技を使うことでリスニングもより楽なものになっていきました。
そこで今回はtoのように、それをマスターして、いや知ってさえいればとたんに英語が簡単になる技 ing押さえ込み をご紹介します。この技を知れば英語を話すことがさらに劇的に容易になるのはもちろん、よくわからなくてきらいな文法も「そんなに簡単だったのか」となってしまいます。それがあなたの経験になります。
toの力
I like play tennis.
この王様である動詞がふたつある文は英語ではだめです。だめ、とはそれがネイティブの心に浮かばないからです。王様、大統領がふたりいる国はネイティブの心に浮かびません。そこで、
I like play tennis.
I like to play tennis.
toマンのおかげで平和になってます。
toにあきた
しかし、ネイティブの人達はワンパターンがきらいな人達です。ワンパターンのほうが英語を習得しようとする人達には助かるのですが。我々の都合で彼らは生きてくれません。
ワンパターンが嫌いなネイティブは
I like to play tennis.
という気分になります。でもtoをなくしてしまうと
I like play tennis.
おおまずい、toマンによって停止させられていたplay王の王権が複活、再びふたりの王が天下盗りをめざす戦国の世になってしまいました。
ingマン
toマンにもどってきてもらえばいいのですが、toマン気分じゃないのよ, という気分でtoはいやな状況です。toマンに戻ってきてもらう気はなさそうです。このままではこの国は滅びます。そこで
I like play tennis.
I like playing tennis.
ingマンが背後からplay王を制圧し、再びこの国は平和を取り戻しました。
進行形とかは実は
I play tennis.
これはOKです。
俺、テニスしてんだぜ、今の暮らしの中で。
というテイストの文ですよね。でもこの文は
という今テニスをしているまっ最中というテイストは表現していません。でも、
I am play tennis.
これはダメです。王ふたりが接近戦でしょーもない争いをしています。そこで
ingマンがplay王を背後から押さえ込んでいるので、この国はam王ひとりだけです。王ひとりならすべてOK. 日本で現在進行形として教えているパターンの正体は ingつぶし だったのです。
現在進行形はわけもわからないけれど
am ing
なのではなく、王ふたりはゆるせないのでingでつぶす
am ing
だったのです。
これまで紹介してきたように、技なしで王様である動詞をふたつ以上使うのを断固拒否する英語では、その王様の王権を停止させる技がなにより大事です。その主要な技がingです。toとならぶ大技です。
この記事で紹介した ing押さえ込み を使えば、英語の初心者でもかなりのことをネイティブのように正確に表現できるようになります。「いい英語話すね」とネイティブの人に言われる日はすぐそこです。私から学んだこのことを使い出したMikuさんのように。
これまたぜひとも次の機会から試してみてください。最後までお読みくださりありがとうございました。
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