みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英検1級のライティングの授業中に遭遇したケースを、エピソードテーマにお届けします。英検の合否にライティングの得点は大きく影響するので、非常に重要です。さらに準1級以上になってくると、「間違えて減点されないように、安全な文だけでいこう」などという基本レベルだけの文(不定詞、動名詞、接続詞は and 、but 程度があるだけ)なんぞ書いていては、合格点には到達しません。高難度の技を出すことが必要です。ただ高難度なゆえに、注意することが多々あります。その一例をお届け、ワーグナーミトミ地動説英文法エピソード1035スタートです。
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そんな自分を夜空は救ってくれたんだ。と、いうのもね、ある時眺めていたらふと気付いたんだ。僕達の住んでる世界の” 外 ” が存在することに。僕達は一人じゃない。その感覚にワクワクした。そして僕ら(それら)はすべて同じ空にある。つまり、みんなきっと、一つの大きな” 何か ” 真理と呼べる ” 何か ” によって、繋がってる。
~幼少期のアルベルト・ブルゼフスキに師ラファウが語る天文学への確信~
ーーーーーーーーーー(注1)
本日も英語学習続行中、ブレない、へたらない、ヘロヘロしない、サトル君です。
そしてこの文に出くわします。
なんかこう、気になるところがあるようです。
どこが?
そこか!
as to ~ ~に関する
という慣用表現ですな。
ないない、英語ネイティブの方々の心は、as to の to から動詞停止力(王権停止力)を感じません。
動詞停止力(王権停止力)を発動する不定詞 to
ではありません。英語ネイティブの方々が動詞停止力(王権停止力)を感じないので、こりゃどうしようもありません。英語学習者は受け入れるしかありません。
英語本能の所有者である英語ネイティブの方々が感じないものを、英語学習者が
感じ始めてくれ、これ不定詞にしよう
と提案しても、受け入れられません。他国の言語を改変できません。やれるんなら、もうワーグナーミトミがとっくの昔にしています。できません。
なので、サトル君が見た文の構造は
have 動詞(王)太陽
been 過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星
continuing ing で動詞停止(王権停止)惑星
start 動詞(王)太陽
という太陽ふたつ、気温250度の焦熱地獄状態でした。これじゃ生存不可能だ~。
お、start からの放熱を冷やすため、ing が飛来してきてくれました。
have 動詞(王)太陽
been 過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星
continuing ing で動詞停止(王権停止)惑星
starting ing で動詞停止(王権停止)惑星
という文構造になりました。太陽はひとつです。OKです。
それでは今回はこれにて。
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(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第8集 魚豊 小学館 2022年 P157