みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は私立高校入試問題を生徒とやっていた時に、出くわしたケースをお届けします。入試は大事です。人の人生を決めていきます。その後の人生で関わる人々がまったく違ってきます。そんな入試で「この問題がでるのか!」という衝撃です。この問題が問題なのは、そのテーマが中学で指導されていない内容だからです。それも英語習得はそのテーマを習得しなければ不可能、という重大テーマだからです。これはえらいこっちゃ、でお送りするエピソード659スタートです。
本日も英語学習に集中してるサトル君です。
何を目撃したのでしょう?
この問題ですか。London is はくっついていますな。やっかいな1語不要です。
え、高校入試問題でしたか。
お、サトル君そう思いますか。
えらく興奮していますな、通りすがりのあんちゃん。ただこれは事実です。中学の授業で自動詞、他動詞が説明されることはありません。すぐに日本語訳してしまいます。「そういや卒業間際にちらっと聞いたような」なんて生徒もいます。
go は 自 なのでこのパターンでネイティブの心に浮かびます。go の後ろに to がネイティブの心に浮かびます。
visit は 他 のパターンでネイティブの心に浮かびます。to のような前置詞なしで、直後に名詞がネイティブの心に浮かびます。
お、文が出てきています。
London is the city. I have wanted to visit the city.
London is the city the city I have wanted to visit.
London is the city which I have wanted to visit.
London is the city I have wanted to visit.
これがネイティブの心の中での、文形成過程です。これがサトル君が見た文の正解です。
London is the city. I have wanted to go to the city.
London is the city the city I have wanted to go to.
London is the city which I have wanted to go to.
London is the city I have wanted to go to.
こちらがネイティブの心に go が浮かんだケースの正解文です。
go to
の to がついてまわります。この to が並べるメンバーになかったので、こちらはサトル君の見た問題の正解ではありません。
もう英語学習の初期から 自他 を知る必要があります。自他 なしで英語学習していたら15歳で英語わかんなくなります。もう英語学習引退になります。
がんばって英語学習引退しなくても、生涯初心者の呪縛がついてまわります。「英語は伝えるハートが大事、小さなことは気にしない」と言う人たちには、とても不都合な真実です。
これが現実です。
自他 まみれの英語指導をしているワーグナーミトミです。
それでは今回はこれにて。
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