ミトミの 纏わりつく断ち難い呪縛、EXPECT TO の呪いから脱出せよ

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回はたどり着きたいけど、現状わずかの英語学習者しか到達できないでいる夢の空間、英検準1級、その対策授業中に遭遇したケースを、エピソードテーマにお届けします。大事なことは英語力を下げ止まりさせている呪縛ケースから、自らを解放していくことです。ただその呪縛からの解放過程が、理論なき単なる暗記では無理です。(注1)ことは文法学習です。語法、単語、熟語の仕入れではありません。英文構造の変遷過程を理論的に習得することなくして、英語力を停滞させている固定パターンからの脱出はありえません。これを可能にするのが、英文構造の深層構造を鋭く見抜くワーグナーミトミの地動説英文法、そのエピソード918スタートです。

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全ては連鎖して調和してる?全宇宙が一つの秩序に則って動く?全部ウソだ。惑星はバラバラなんだ。そうだ。そうじゃなきゃ。あんな巨大な天が、ひとつの発想で、こんなに合理的に、動いてしまったら、この説を、美しいと、思ってしまうッ‼ (注2)

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英文は動詞停止力(王権停止力)に則って動きます。

本日も英語学習するサトル君、サトル君の日常です。

これが見てる文ですか。

サトル君、思うところは何でしょう?

この文を見て。

それでしたか。

I expect to play tennis.

これ、よく見るといえばよく見る並びではあります。この記憶、呪縛により、この文は英語ネイティブの心に浮かぶ並びにできていないのですな。

ではこのケースの検証に入りましょう。

これを基本スタート文でいきます。

run  動詞(王)太陽

という文構造です。あとは代名詞や助動詞のザコです。

おおっと、その前に 私は予想する というテイストが英語ネイティブの心に浮かんでしまいました。動詞を自由に使ってもかまわない日本語と違います。英語では、こりゃ文崩壊の一大事です。

expect   動詞(王)太陽

run   動詞(王)太陽

ひとつの太陽系に太陽がふたつ、こりゃ暑い、熱い、たまらん。

不定詞 to がこの危機を救うべく、飛来してきてくれました。ブルー矢印で冷やせ!

expect  動詞(王)太陽

run  不定詞 to で動詞停止(王権停止力)準動詞 惑星

という文構造です。動詞(王)太陽 は expect ひとつだけに戻りました。生存可能温度に戻りました。

後ろが to になってしまい、動詞の面影 がなくなってしまうと、こんな文の途中で he なんてありえん、という気分になります。him にしていまいます。

to 不定詞で英語ネイティブは未来テイストを感じるので

未来テイストを加えているだけの存在だった will なんぞ、もういいや

ということになり、視界から消えます。

この状態になってから英語ネイティブはこのセリフを発信します。

ではサトル君が見た文のケースに移りましょう。

これが基本スタート文です。

be  動詞(王)太陽

あとは名詞やら、形容詞やら、副詞やらのザコです。OKです。

おわっとい、その前に I expect が、英語ネイティブの心に浮かんでしまいました。

expect  動詞(王)太陽

be   動詞(王)太陽

という灼熱世界です。生存不能。

この危急存亡の危機を救うべく、不定詞 to が飛来してきてくれました。

expect  動詞(王)太陽

be  不定詞 to で動詞停止(王権停止)準動詞 惑星

という文構造になりました。生存可能温度になりました。

will なんざ見えなくても、聞こえなくても、不定詞 to で英語ネイティブは未来テイスト感じます。サヨウナラ。

これが

このサトル君が見た文の

英語ネイティブの心に浮かぶ並びです。

それでは今回はこれにて。

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(注1)学校での英語の授業で「カタマリで覚えろ」という指導をされることがよくある、とワーグナーミトミが指導している生徒から聞きます。このような英文構造の分析なき指導で、生徒の英語力がつくことはありません。

(注2)「チ。ー地球の運動についてー」第1集 魚豊 小学館 2021年 P60~62

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