みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回はしつこくねちっこく、英語学習者を襲うケースを、エピソードテーマにお届けします。このしつこさ、ねちっこさは、やはり刷り込みの強烈さにあります。そのため「あ、そういえばそういうのもあった」と思い出しても、刷り込みの強烈さゆえに、すぐに忘却の彼方に消え去っていくのでしょう。しかし今回のパターンが消え去ると被害甚大です。今回のパターンは頻出するからです。ではこの大事なパターンを忘却の彼方に消え去らせないための、エピソード753スタートです。
本日もグーイグイ英語学習に邁進してるサトル君です。
これが見てる文ですか。
気になる点があるようです。
has 動詞(王)
stolen 過去分詞で動詞停止(王権停止)
という文構造です。
そーです、この並びだと
彼女は自分で自分のカバンを盗んだ
というテイストになります。まあそれを表現したいのならこの並びでいいのですが、そんなまれなケースを意図しているわけではありません。
彼女は彼女のカバンを盗まれた
というテイストを表現したいわけです。そうなると
この並びが英語ネイティブの心に浮かびます。よくある英語系ホームページでは、これに日本語訳つけてるだけです。ワーグナーミトミは違いますよ。もちろん。
ではこの並びの形成過程を見てみましょう。
これがスタート基本文です。基本通りの受動態の文です。
was 動詞(王)
stolen 過去分詞で動詞停止(王権停止)
ですな。
ところがこの受動態の文の前に
She has (彼女は~されたテイスト)
が英語ネイティブの心に浮かんでしまいました。ここで
has と was
ひとつの文にふたつの動詞(王)
という重大な問題が生じてしまいました。こりゃまずい。
すかさず was を ing で動詞停止(王権停止)します。緊急事態を回避です。
おおっと、通りすがりの謎のネイティブ男、
being では was の過去テイストを感じない
ようです。これではダメです。
ありゃりゃ?was に ing つけてしまいました。これは通りすがりのあんちゃん がやりたがっていることですな。過去テイストを保持したまま動詞停止(王権停止)しちゃう方法です。
しかし、英語ネイティブの心にこれが浮かぶ日は来そうもないです。残念。
being 過去テイストないからだめ
wasing 英語ネイティブの心に浮かばないからだめ
もうほかに打つ手もないので、 have を宇宙の彼方から呼んできます。まあ英語ネイティブはほかに打つ手なし、とは意識していませんが。無意識の第一言語です。
いやーしかし、この瞬間は動詞(王)みっつのすごい光景ですな。
宇宙の彼方から呼んだ have を、すかさず ing で動詞停止(王権停止)です。
そして大事なのが、ワーグナーミトミが発見した
have の後には過去分詞しか英語ネイティブの心に浮かばない
have の後には3(過去分詞)しかないチョイナチョイナーhave3音頭ー
という不変の法則です。was は been になってしまいます。
has 動詞(王)
having ing で動詞停止(王権停止)
been 過去分詞で動詞停止(王権停止)
stolen 過去分詞で動詞停止(王権停止)
これにて動詞(王)はひとり、OKです。
おおっと、出ました
俺たちネイティブ
ノリです。having been は見えなくても聞こえなくても、英語ネイティブ同士はわかってしまうそうです。
having been が透明バージョンになりました。これが英語ネイティブの心に浮かぶ並びです。
このパターン、もう忘却の彼方にはふっとびません。
それでは今回はこれにて。
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