ミトミの 「FACTBOOK」での大西泰斗氏の過去分詞の分析へのワーグナーミトミの見解

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は「一億人の英文法」の著者である大西泰斗氏が2017年に初版の「FACTBOOK」において公表している、現在完了形、及び受動態の文構造に関しての、ワーグナーミトミの見解を公表します。ひとつの事象に対して異なる見解が生じるのは学問研究の常です。ただ英文法に関しては、英語学習者への影響が多大な点が重大な問題となります。英語学習者が英語を習得するのに貢献していく英文法こそが、存在価値のあるものです。それは従来の、そして現行の英文法なのか、それともアジアの片隅に突如として出現した新たな英文法であるワーグナーミトミ地動説英文法なのか、さあエピソード1037スタートです。

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今日の空、なんか綺麗じゃないですか?

~バデーニに語るオグジー(地動説研究開始の夜)~

ーーーーーーーーーー(注1)

さあ、今日も英語学習ですな、サトル君。

おっとっとっと、何を見たんだ?

これは参考書の説明ですな。まだ続きがあります。

(注2)

なるほど、この点ですか。

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現在完了は「 have +過去分詞」で表されます。have は助動詞であり、疑問文・否定文の作り方はほかの助動詞を用いた文と同じです。

ーーーーーーーーーー(注2)

この have 助動詞説ですな。「一億人の英文法」の著者である大西泰斗氏、こちらは2017年に第1版が出版された「FACTBOOK」での記述です。

現在完了形の have が助動詞である、とする見解に変化はありません。この点に関しては「真・英文法大全」の著者である関正生氏も同じ見解を表明しています。

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疑問文:have を文頭に出す ※現在完了形 have は「助動詞扱い」

ーーーーーーーーーー(注3)

 

ところが大西泰斗氏は、受動態に関しては

という見解を表明しています。(注4)

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John  was    attacked  by the dog.

主語 be 動詞  過去分詞 行為者を示す(~によって)

受動態で使われる動詞は be 動詞が基本です。この文は We are happy. と変わることのない be 動詞の文だと考えてください。

ーーーーーーーーーー(注4)

というのが、大西泰斗氏の受動態への見解です。

こうなると

現在完了形の過去分詞 動詞

受動態の過去分詞 形容詞

ということになります。

 

現在完了形の過去分詞は動詞

受動態の過去分詞は動詞ではなく形容詞

 

過去分詞を動詞にしたり、しなかったり

これは混乱を引き起こすと言わざるをえません。この混乱を引き起こす状態の原因は

現在完了の have を

助動詞である

としている点にあります。

それゆえ過去分詞が動詞となります。ところがこれが受動態となると

大西泰斗氏の理論では、過去分詞が動詞ではなく、形容詞になります。

ワーグナミトミ地動説英文法では、徹頭徹尾、いついかなるケースでも、過去分詞は動詞ではありません。現在完了形においても、です。

have  動詞(王)太陽

attacked   過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星

という文構造です。

動詞は have ひとつだけです。太陽はひとつです。OKです。

were  動詞(王)太陽

attacked   過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星

という文構造です。

動詞は were ひとつだけです。太陽はひとつです。OKです。

大西泰斗氏の現在完了形、受動態です。

ワーグナーミトミ地動説英文法の現在完了形、受動態です。

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どちらがより単純シンプルか、わかるだろ?

ーーーーーーーーーー(注5)

それでは今回はこれにて。

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(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第2集 魚豊 小学館 2021年 P157

(注2)「FACT BOOK」大西泰斗 桐原書店 2017年 P74

(注3)「真・英文法大全」関正生 株式会社KADOKAWA 2022年 P70

(注4)「FACTBOOK」桐原書店 2017年 P138

(注5)「チ。ー地球の運動についてー」魚豊 第2集 2021年 P151

 

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