みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は大学生との TOEIC の授業中に、ポーンとでくわしたケースをお届けします。 このケースこそ、現行英文法が英語学習者の英語習得を妨害している事例を如実に体現しています。今回のようなケースに英語習得を妨害、阻害されることなく英語を習得していける道を、ワーグナーミトミはお届けします。それでは英語習得の障害を超越する英語習得ロードを行きましょう、エピソード727スタートです。
お、今日も英語学習に励むサトル君です。
何かを見たようです。
これが見てる問題ですか。( )に単語を入れるのですな。
organizer 運営してる人
arrangements 調整
information package イベント情報のパンフレット
というテイストです。
このふたつから選ぶのですか。
さあ、どちらを選ぶ、サトル君。
arrival guests が tennis court みたいに、名詞2連ちゃんでネイティブの心に浮かべばそれが正解ですが。これは日本語ネイティブの心に浮かんでもダメです。英語ネイティブの心に浮かぶか?浮かばないか?で答えは決まります。英語は英語ネイティブの言語です。
おお、arrival guests は英語ネイティブの心に浮かばないだろう、という判断で arriving を選んだサトル君、正解です。
これこれ、自動詞、他動詞を意識し始めた英語学習者が「あり?」と感じる点です。
You arrived in Kyoto.
自動詞、他動詞を意識し始めるのは、大きな進歩です。その過程で
自動詞 arrive の直後に名詞?
と思い始めるわけです。
おおっと、そうでした!それにしても通りすがりのあんちゃん、言い切ります。この中途半端なところなし、の言い切りが大事です。
ing で王権停止されてる arriving なんざ、動詞ではありません。形容詞です。この通り happy と同じ形容詞です。
この現在進行形の arriving も happy と同じ形容詞です。この現在進行形の arriving を動詞としていることで、英語は大混乱の極みに陥っています。
動詞の現在分詞は形容詞としての機能をもつこともあり~
なんて、ing 現在分詞を動詞としたり形容詞としたりの、まさにどっちつかずの現行英文法が、日本語ネイティブが英語習得に大苦戦している混迷の原点です。
arriving も happy も形容詞です。なのでネイティブは、疑問文では動詞の is を前に出すだけです。形容詞なんざ無視です。
ところが arriving を動詞なんて言うから Does を前に出す生徒が出てきます。
ここで思い出すのは、かつて同じ塾で勤務していた英語講師です。この方は
現在進行形を教えるのはイヤだ。せっかく生徒が習得した一般動詞がグチャグチャになる。
と嘆いていました。当時はワーグナーミトミも王権停止論を発見する前だったので、そーだなーと思ったものです。
否定文では is の後ろに not を入れるだけです。arriving も happy も形容詞、当然ですが無視です。
ing で王権停止されてしまえば動詞ではありません。形容詞です。
それでは今回はこれにて。
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