みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は中学生を指導していて連続で起きたケースを、エピソードテーマにお届けします。今回は2人の生徒でしたが、実際はほとんどすべての中学生がやってしまっているのが実体です。そしてその後も、やり続ける。
この繰り返されるしくじりは、英文の形成過程を検証しなければ、繰り返されるだけです。ここでワーグナーミトミ登場。通常の英語指導だと「こういうもんだから音読暗記」としてしまうところを、首尾一貫した理論で解明していく異能の英文法学者。ワーグナーミトミのサン英文法-SG-(前名は地動説英文法)エピソード1200スタートです。
さてさて、今日も英語学習に励んでいるサトル君です。
そこにわざとやってくる、通りすがりのあんちゃんです。この世に存在してる間に、サトル君に伝えておくことを思いついたようです。
こやつに多様性はないようです。
この文がテーマですか。
やっちゃう?
何をやらかしているんでしょうか?
んー、あれ?そういや最後に subject が
冠詞なし
でポツンといます。
たしかに、これやらかします。これをやらかさないようにするには、文の形成過程を検証することが大事です。ただ「暗記だ、この例文を覚えろ」ではなく。
これがスタート文です。
like 動詞(王)太陽
という文構造です。
ほほう、the を意識するのですな。通常はほとんど焦点を当てられませんが。
その科目
の その というアテですな。
おおっと、アテの the が what になりました。
なるほど。
the というアテがなくなってしまい、アテがなくなったことろが疑問詞 what になったのです。
お、疑問詞 what が subject を引き連れて、一番前に移動しました。疑問詞を一番前に移動させるのは英語ネイティブの方々の
生まれつきの英語本能
ですが、 その本能に無意識に従いsubject を連れて行きました。
そうか、そうか、そういうことかー!
the subject
の the と subject を離す英語ネイティブの方はいません。the が what になったのだから
what subject
も離れない。
疑問文になるので、ギモンハケンの do が like から派遣されました。この段階で英語ネイティブの方々からこの文が発信されます。
the だけが what になる。
現行英文法では、その名称です。
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what と which は名詞の前に置いて形容詞としても用いられる。この
場合は疑問形容詞と呼ばれる。疑問代名詞の形容詞用法と考えてもよい。
ーーーーーーーーーーーー(注1)
というのが現行英文法での位置づけです。後ろに名詞があるから疑問形容詞ですか。
しかーし
この名称のほうが、ことの実体を表しています。このことに気がついたのは、太古の昔にアフリカの大地に猿人が誕生して以来、ワーグナーミトミだけですが。
それでは今回はこれにて。
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(注1)「ロイヤル英文法」改定新版 綿貫陽 宮川幸久 須貝猛敏 高松尚弘 旺文社 P246