ミトミの 天動説英文法では受動態は第1文型、開眼前のミトミもそう指導してたが

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は女子高生と不定詞の授業中に遭遇した、まあよくある教科書、参考書には結果としての完成文とその日本語訳が記載されているだけのケースを、エピソードテーマにお届けします。もちろんワーグナーミトミワールドです、知っとくと便利な表現の紹介、市販の参考書と大差ない例文紹介なんてするわけがありません。そんな英語サイトは世にあふれていますから。さて、その不定詞の授業場面で不定詞の文の文型へと焦点が推移していきました。そこで論証、検証された英文構造の真の姿をここにお届けします。エピソード910スタートします。

今日も英語学習、サトル君の日常です。今日やる気が出たから、ではありません。

何を見たのでしょう?

これは参考書の解説ですな。詳しく見てみましょう。

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第3文型の文の<S+V+O>は受動態では<S+V>になるので、文が第1文型に変わる。(注1)

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受動態は

Masao runs.

と同じ第1文型である、ということです。(注2)

こういう結論になるのは?

現行英文法では、過去分詞は動詞のひとつの形態と習います。たしかに。いまだに。

is も respected も動詞なので

 

この第1文型の文と同じ、となります。

おや、ーと言われているー テイストが英語ネイティブの心に浮かびましたな。

でもこの文も第1文型に分類されてしまいます。

これが第1文型となります。

もしくは to be respected を修飾部分として

Masao runs in the morning.

の in the morning と同じ扱いをする、のかもしれません。それでもやはり

この文は第1文型である、ということになります。

うーん、ワーグナーミトミ英文法で行きましょう。

is  動詞(王)

said   過去分詞で動詞停止(王権停止)準動詞

be   不定詞 to で動詞停止(王権停止)準動詞

respected   過去分詞で動詞停止(王権停止)準動詞

という文構造です。

過去分詞なんざ動詞ではなく形容詞

なので

Masao is happy to be respected.

と同じ文構造です。こりゃ

名詞+動詞+形容詞ー修飾(ワーグナーミトミ英文法で言う追加情報)

の第2文型です。

Masao is said to be respected.   尊敬されてると言われている状態

Masao is happy to be respected.  尊敬されていて幸せな状態

どちらも同じ文構造です。これを

Masao is said to be respected.

これは第1文型だ、過去分詞の said は動詞だからだ。

Masao is happy to be respected.

これは第2文型だ、happy は形容詞だからだ。

とするので混乱していきます。

過去分詞を動詞とすることで、英文法の大混乱が起きています。過去分詞なんざ動詞ではありません。受動態でも、そして

完了形でも (注3)

動詞ではありません。

お、なにやらもっと長いのが出てきましたよ。

to have been respected

とは、ー過去に尊敬されていたー というテイストが英語ネイティブの心に浮かびましたな。

これも第1文型と

現行英文法ではなってしまいます。うーんやはり

過去分詞を動詞としていることが壊滅的

に文構造の理解を不可能にしています。これは

ひとつの国に国王が乱立

ひとつの太陽系に太陽がいっぱい

のカオスです。これは理解できません。

 

ワーグナーミトミ英文法です。

is  動詞(王)

said   過去分詞で動詞停止(王権停止)準動詞

have  不定詞 to で動詞停止(王権停止)準動詞

been  過去分詞で動詞停止(王権停止)準動詞

respected   過去分詞で動詞停止(王権停止)準動詞

という文構造です。動詞(王)は is ひとつだけです。OKです。

Masao is said to have been respected.

Masao is happy to have been respected.

どちらも同じ文構造です。どちらも第2文型です。

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アリストテレスの同心球理論とプトレマイオスの離心円‐周転円理論の乖離と、それぞれの欠点の指摘、さらに今用いられているすべての理論において、宇宙全体とその部分に均衡がなくそれぞれ独立した計算で記述され、体系化されていないことに対する異議。

そしてこれらの根本原因は、天界における相当数の不規則な運動に起因しているが、それを単純に説明し得るある運動の提示ーまあもっと端的に言うと、

地球は動いていると書いてある。(注4)

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現行天動説英文法の混迷の迷宮から脱出できる

単純に説明し得るある法則の提示

ひとつの文(太陽系)に動詞(太陽)はひとつしかない

動詞停止力(王権停止力)を見抜いたワーグナーミトミ英文法は、地動説英文法です。

それでは今回はこれにて。

英語の検索はワーグナーミトミで。

(注1)ワーグナーミトミ自身も、以前は受動態は第1文型だ、と指導していました。動詞停止論(王権停止論)を発見、確立する以前は。

(注2)「ロイヤル英文法」改訂新版 綿貫陽 宮川幸久 須貝猛敏 高松尚弘

小学館 P568

(注3)「一億人の英文法」著者、大西秦斗氏は、受動態の過去分詞を、ふつうのbe 動詞文として過去分詞を形容詞として捉えています。ところが、現在完了形になると、 have を助動詞として過去分詞を動詞とする、現行英文法と同様の解釈をしています。

「一億人の英文法」第7版 大西秦斗 ポール‐マクベイ 東進ブックス 2012年

受動態について P481~482

現在完了形について P565

さて、この現在完了形に関して、先日の女子高生との授業中に新たな発見があったので、近日中に公開します。

(注4)「チ。ー地球の運動についてー」第2集 魚豊 小学館 2021年 P142~143

 

 

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