みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英検1級の授業中に突如として出現した、謎に満ちた疑問文をエピソードテーマにお届けします。目を疑うような通常ではありえない光景が、いったいどのようにして出現したのか?その謎の解明に英文構造解明の名探偵、ワーグナーミトミが挑みます。こうした英文構造の解析プロセスを経ることにより、脳が英語で機能する英語力がぐぐーんと成長します。それでは英文構造推理サスペンス、エピソード755スタートです。
本日も英語学習してます、ズンズン前進するサトル君です。
前進が止まりました。
この文を見て前進が止まったようです。
ええ、そんなのありえない組み合わせですよ。
でも現在完了形なのに Do スタート?に見えます。いや、そんなことはありえない。
こうなりゃこの文の形成過程を見てみましょう。
これは現在完了形の文です。
have プラス 過去分詞
ですな。
have 動詞(王)
left 過去分詞で動詞停止(王権停止)
という文構造です。これを疑問文にすると
現在完了形なのでhave が前に出ます。Do なんか出現しません。サトル君の見た文の基本形は、現在完了形ではありません。ではいったい?
この文が、サトル君が見た文の基本スタート文です。
have 動詞(王)
is 関係代名詞による動詞停止(王権停止)
left 過去分詞で動詞停止(王権停止)
という文構造です。
おっと、ワンパターン嫌いの英語ネイティブ、関係代名詞による動詞停止(王権停止)を拒否です。でもそのため is が動詞(王)になってしまいました。ひとつの文に動詞(王)ふたつ、これはまずい。
動詞(王)ふたつによる文の爆発崩壊を回避するため、関係代名詞にかわり ing による動詞停止(王権停止)です。
これですこれ、being 過去分詞の being、英語ネイティブ同士は見えなくても聞こえなくてもわかってしまうのですな。そのため being は透明化してしまいます。
おお、being は透明化しましたが、10 minutes がわからなくなってしまったようです。10 minutes が how much time に変わりました。
疑問詞は一番前に出さないと気が済まないのが、英語ネイティブの方々です。how much time を一番前に移動させました。文が疑問文に変化していきます。
疑問文になるので、動詞(王)の have から、ギモンハケンの do がハケンされました。これにて疑問文への移行完成です。
これがサトル君の見た文の形成過程でした。
どのような形成過程をを経て英文が形成されていくのか?これこそ日本語ネイティブの脳が、英語で機能していくことを可能にする英語学習法です。
それでは今回はこれにて。
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