ミトミの これでよーし PUT IN THINGS、え?どーかしたの?この並びでしょ、当然

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回はバラバラの単語を英語ネイティブの方々の心に浮かぶ順番に並べる問題、整序問題の最中に遭遇したケースを、エピソードテーマにお届けします。整序問題は4択問題と違い、まぐれで当たることがまずない問題です。確かな英語力が必要とされます。確かな英語力をつけていきましょう、エピソード967スタートです。

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聖アクイナスは知性を、一方では物体的で他方では非物体的と捉えました。身体と魂、理性と信仰、哲学と神学、疑うことと信じること。これらの矛盾は両立します。何故かー?

それが人間だからです。

人間は神でも獣でもない。人間はその中間に存在する。でもだからこそ中間を、曖昧を、混乱を受け入れられる。寧ろ矛盾(そこ)で理性の息継ぎをする。

~学問に絶望していたアルベルト・ベルゼフスキに語る司祭の言葉~

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よいのよいのよい、と本日も英語学習してるサトル君です。

これが見てる文ですか。

気になるところありあり、のサトル君です。

どこが気になるのでしょう?

そこかー。

では検証してみましょう。

これが基本スタート文です。

has  動詞(王)太陽

という文構造です。あとは名詞だののザコです。

追加情報が入りましたぞ。おーっと、正体不明、謎のネイティブ男、久々の乱入です。put in の後ろに things the pockets の名詞2連ちゃんなんて、心に浮かんだことがないそうです。ということは

この文は、英語ネイティブの方々の心に浮かぶことなきダメな文だったのですな。では英語ネイティブの方々の心に浮かぶ並び、を追求しましょう。

さっきとは違う並びの追加情報です。

has  動詞(王)太陽

put  動詞(王)太陽

という文構造です。ひとつの太陽系にふたつの太陽です。こりゃ熱い、暑い、アツい。生存不可能状態です。

生存不可能状態を脱却すべく、追加情報の中を the pockets が移動です。前に移動しないと、英語ネイティブの方々は変身させる気にならないからです。なぜ変身させる気にならないか?それは英語ネイティブの方々も知りません。知ってる、知らない、のレベルではなく意識すらしていません。

無意識の第一言語

です。ここでなっとくいかず、何から何まで理論で統合し、全知全能の存在になろうとする姿勢ーこれは理系思考の方々に多いですがーこれこそが

数学、物理はできるけど英語はダメ

という人材を大量生産している大きな原因のひとつです。この姿勢では英語は習得できません。ワーグナーミトミは地動説英文法で追求できる極限まで行きますが、その先の無意識の領域の存在も認識しています。

お、てなことを言ってるうちに、the pockets が which に変身しました。

has  動詞(王)太陽

put  関係代名詞 which で動詞停止(王権停止)惑星

という文構造になりました。ひとつの太陽系に太陽ひとつ、OKです。生存不可能状態になりました。

おんやー?ワンパターン嫌いの英語ネイティブの方々、関係代名詞による動詞停止(王権停止)を拒否です。透明バージョンの関係代名詞も拒否です。空気しかそこにはなくなりました。透明バージョンの関係代名詞からブルーアローは出ますが、空気からブルーアローは出ません。

has  動詞(王)太陽

put   動詞(王)太陽

という生存不可能状態に逆戻りだー。

お、不定詞 to が飛来してきてくれました。

has  動詞(王)太陽

put  不定詞 to で動詞停止(王権停止)惑星

という文構造になりました。ふたたびひとつの太陽系にひとつの太陽です。ふたたび生存可能状態です。よかった。

ほっと一息つくと、気になるのは、文のド真ん中にある I です。こんなとこに I があるのは許せんので me にしてしまいます。

そこでさらに気になるのは

pockets me

の2連ちゃんです。こりゃ何かつなぎの一語がほしいところです。

このつなぎの一語として英語ネイティブの方々の心に浮かぶのが

for

です。英語ネイティブの方々にとって、for は多様なテイストをもっています。日本語ネイティブ英語学習者の心に浮かぶ「~のために」なんてほんの一例です。この for me を

私のために

と日本語訳することで、多くの日本語ネイティブ英語学習者が英語習得に失敗しています。

もとは I なのです。

私が

というテイストです。

私のために

ではありません。

お、for me が透明バージョンになりました。(注2)この文では

話してるおまえが put するんだな

と英語ネイティブ同士でわかってしまうので、透明バージョンになっても英語ネイティブ同士のコミュニケーションに混乱はありません。we でも

we

us

for us

となり、for us が透明バージョンになっても、英語ネイティブ同士に混乱はないです。これがたとえば Masao になると

Masao

同じく Masao

for Masao

となり、この for Masao は透明バージョンにはしないで、見える聞こえるバージョンのままにします。

変遷の最初と最後です。英語学習のスタートは関係代名詞にあり。

 

それでは今回はこれにて。

英語の検索はワーグナーミトミで。

(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第8集 魚豊 小学館 2022年 P187-188

(注2)「NextStage」瓜生豊 篠田重晃編 桐原書店 P107

 

 

 

 

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