ミトミの ど真ん中に出現した謎の MAKE OF 、これ熟語として流すと英語力上がらず

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英検準1級対策授業中に遭遇した、奇妙なケースを、エピソードテーマにお届けします。こうしたケースを「なんとなく日本語訳してフーン」とやり過ごすことで、英語力は停滞、衰退していきます。英文構造の解明、これこそ英語の受容力、そして発信力を上昇させる唯一の英語学習法です。「日本語訳してフーン」なんて英語学習していたら、生涯単語数7くらいの短文をヒーヒー発信してるだけで、その状態で生涯を終えます。英語ネイティブからは単語数40~50の一文、ピリオドなしの「ひとセリフ」をくらっているのにです。こんな状況に甘んじてはいられない。こっちから単語数40~50の一文、ピリオドなしの「ひとセリフ」かましたれ!もちろんアドリブで。例文暗記なんぞではなく。そこに到達していきましょう、エピソード909スタートです。

ほいさ、ほいさ、本日も英語学習してます、サトル君。

これが見てる文ですか。(注1)

criticism   批判

というテイストです。あと名前がわかりにくいですな。

サトル君が気にしてるのは、文のど真ん中にある of でした。

たしかにど真ん中に of があります。あれ?でも make は他動詞バージョンで英語ネイティブの心に浮かぶので、直後に名詞がくるはず。それなのに make of ですか。ここで「まあいいや」としてしまうと、英語力は停滞、衰退となります。

make of という熟語かな?と思うサトル君です。

お、ここでセコンドしてる通りすがりのあんちゃん、サトル君に指示を出しました。ナニナニ、名前を簡単にしちゃえ?

名前を簡単にしちゃいました。なるほど、こうすると文構造がはっきりと見えてきます。

make  動詞(王)

という文構造です。あとは疑問詞やら、名詞やら、ギモンハケンやらのザコです。

おお、疑問詞疑問文を、本来の肯定文にしました。こりゃ文構造を検証するのに、わかりやすい方法です。

the が、疑問詞 what になりました。

Yoshio の理論への「その」批判

だったのが、「その」という特定のアテがなくなり

Yoshio の理論への「何の?」批判

となりました。

疑問詞は文の一番前にもっていかないと気が済まないのが、英語ネイティブの方々の英語本能です。

the criticism of Yoshio’s theory

は of でつながれている名詞軍団なので、what になっても切り離すことなく、

what criticism of Yoshio’s theory

を一番前に移動させました。

疑問文になるので、ギモンハケンの does が makes からハケンされました。これにて what 疑問文完成~。

おわったったのた~、そうです、そうです、基本パターンではなく

of Yoshio’s theory

に相当する部分を置き去りにしたのです。ワンパターン嫌いの英語ネイティブの方々は、こんなこともします。

What criticism of Yoshio’s theory does Masao make?

が本来の並びですが

What criticism of Yoshio’s theory

が長めなので、of Yoshi’s theory を後ろに置いたままにして

What criticism does Masao make of Yoshio’s theory?

としたのでした。

まあいちいち意識もしていません。無意識に、意識する間もなく、心に浮かんでいます。

名前をもとに戻しました。文構成は同じです。当たり前ですが。

What criticism of Frankland and Josselyn’s theory does Justin Rhodes make?

が本来の並びですが、of Frankland and Josselyn’s theory を置き去りにして

What criticism does Juslin Rhodes make of Frankland and Josselyn’s theory?

としたのでした。

それでは今回はこれにて。

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(注1)英検準1級2017年第1回問題 NO.37

 

 

 

 

 

 

 

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