みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英語学習者の憧れにして超難関、英検準1級のそのまた上をいく人智を超える領域、英検1級合格を目指す方との授業中に遭遇したケースを、エピソードテーマにお届けします。今回のテーマがこれがまた、ワーグナーミトミワールド以外ではありえない、通常では慣用表現として紹介されるだけのケースを、この世でワーグナーミトミだけしか成しえない文構造形成分析をしていきます。この過程を詳細に追求する過程が、英語力を上昇させるプロセスです。それではエピソード911スタートです。
よいよい、本日も英語学習するサトル君です。
ありゃ?通りすがりのあんちゃん、ノソノソと来ましたよ。
ふんふん、そのパターンが?
たとえばこんな文です。
~すればするほど、それだけますます~
というテイストです。
responsible 責任をもつ
というテイストです。で。このパターンの?
このことをサトル君に伝えるため、わざとノソノソ来たようです。ではこの件を見ていきましょう。
~すればするほど、それだけますます~
テイストの文です。
becomes 接続詞 that で動詞停止(王権停止)準動詞 惑星
becomes 動詞(王)太陽 (注1)
という文構造です。動詞(王)はbecomes ひとつだけです。OKです。
おやっと、接続詞 as を拒否しましたな。ワンパターン嫌いの英語ネイティブの方々です。しかしこの状態では
ひとつの文に動詞(王)がふたつ。これは太陽系に太陽がふたつある状態です。木星の後ろに太陽が出現した状態、こりゃ暑くて人類滅亡だー。なんとかしましょう、接続詞 as 以外の方法で。
接続詞 as のあったほうに the が入りました。
その~なぶんだけ
というテイストです。
お、動詞(王)のいるほうにも the が入りました。やはり the は接続詞ではないので、片方に the があるだけでは満足感がないんですな。
そろえる
ことで足りない満足感を補います。
接続詞 as のあったほうの the ~ が前に出てきました。やはり接続詞 as が一番前にいたので、それに合わせないと満足感がないのですな。
ここで謎のネイティブ男の乱入です、「そろえろー」ということです。
動詞(王)のいるほうの the~ も前に出てきました。
そろいました
この瞬間、前の the から動詞停止力(王権停止力)が発動されます。
becomes 接続詞の機能をもつ the により動詞停止(王権停止)準動詞 惑星
becomes 動詞(王)太陽
という文構成です。動詞(王)はbecomes ひとつだけです。OKです。やはり本来は接続詞ではない the で動詞停止(王権停止)するので、ただ接続詞 as をthe にするだけではとうてい不十分で
そろえる
ことをしないと、英語ネイティブの方々はOK気分にはなりません。もちろんここでのワーグナーミトミの分析を、意識してる英語ネイティブの方々なんて存在していませんが。無意識の第一言語です。
しかし、この言語構造分析が、英語を第2言語として意識して習得せねばならない、日本語ネイティブ英語学習者には必要です。無意識状態では日本語本能には、英語本能が英語ネイティブの心に無意識でしてくれている機能は生じませんから。
この文構造変移過程の理解なしでは、この世にあふれている
例文暗記学習
におちいるだけになります。単語、語法、熟語を覚えるのが大変なのに、文法まで暗記では、こりゃ英語学習から引退します。
それでは今回はこれにて。
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(注1)動詞(王)に太陽、動詞停止力(王権停止力)により準動詞になってしまったものに惑星という表記を加えます。
ひとつの文に動詞(王)はひとつ
太陽系に太陽はひとつ
ということです。