みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は高校生との英検準2級リスニング対策授業の最中に遭遇したケースを、エピソードテーマにお届けします。リスニング問題に出てくる会話の台詞に、「おおっ」というものがありました。これがまた現在の英語教育の屋台骨を揺るがすような、重大な問題をはらんでいます。もちろん地動説英文法の開祖ワーグナーミトミだから着目する点であって、ワーグナーミトミ以外の天動説英文法で英語指導している英語講師は、気にもしないで先に進むでしょう。それでは屋台骨を揺るがす、エピソード1027スタートです。
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この宇宙像ではそれぞれの惑星が個別に計算される。共通の ” 秩序 ” を持たないバラバラで混沌とした動きは ——- 合理的に見えない。そういう観点から言えばーあまり美しくはない。 ま、でも。美しくないのは残念ですけどそもそも宇宙全体を表せる一つの秩序なんてある訳ない。だからそんな事問題にしてもしょうがない。
~ラファウの天動説への見解ー地動説研究者フベルトに地動説を知らされる前~
ーーーーーーーーーー(注1)

ほいほい、今日も英語学習しているサトル君、いつもの街角です。

なんだ?なんだってんだ?何を見たんだ?

通りすがりのあんちゃん、いきなりこの反応です。

まあこうなります、このあんちゃん。must と have to を同時に教えるな!とエピソード10のあたりから言ってたよーな。

これがサトル君が見た文ですか。(注2)

ふんふん。

ぐっはー。
とにかく、must と have to を同じ助動詞の単元で教えるのが、英語学習の初頭にして英語学習からの脱落者が続出している原因です。テイスト重視の天動説英文法による英語指導の大失策です。have to を助動詞と信じて疑わない英語学習者であふれています、この国は。
天動説英文法での文構造は

こうなります。(注3)

ほんとに

なんなんですか?これ。

want to の不定詞 to の後ろに、助動詞 have to が来てる?んなバカな!
have to を助動詞の代用表現とする説もあります。(注4)それでも
have to を、 want to と同じ不定詞と言い切らない
ですましています。「主観」、「客観」といったテイスト面だけの違いに関する記述しかありません。
こうして must と have to を
同じ助動詞の授業
で教え続けるかぎり、授業を受けている英語学習者の混乱は続きます。
この酷い状況をなんとかしようとして

このように
大きくひとまとめにする
文構造を主張する英文法研究者もいます。たとえば「真・英文法大全」の著者である関正生氏は
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( b ) 「動詞のカタマリ」は1つの動詞でカウントする。進行形・完了形・受動態・不定詞を伴う形 ( want to do ) は1つの動詞扱い
ーーーーーーーーーーーー(注5)
との学説を展開しています。この1つのカタマリとみなす説でいくと

こうした文構造になるわけです。これで習得しやすいとなるのか?この論点に関しては、別のエピソードで論述します。

現行英文法の文構造です。

こうした事態に陥ってしまうのは、天動説英文法では
動詞停止力(王権停止力)の存在に気がついていないからです。

want 動詞(王)太陽
have 不定詞 to で動詞停止(王権停止)惑星
take 不定詞 to で動詞停止(王権停止)惑星
という文構造です。動詞(王)太陽 はひとつだけです。OKです。
have to は want to と同じ不定詞です。

天動説英文法

地動説英文法
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どっちがより単純シンプルか、わかるだろ?
ーーーーーーーーーー(注6)

それでは今回はこれにて。
英語の検索はワーグナーミトミで。
(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第1集 魚豊 小学館 2021年 P41
(注2)「英検準2級予想問題ドリル 解説と解答」旺文社 2019年 P10
(注3)現行英文法では、don’t は助動詞ですが、その表記は今回はしていません。
(注4)「真・英文法大全」関正生 株式会社KADOKAWA 2022年 P248
(注5)「真・英文法大全」関正生 株式会社KADOKAWA 2022年 P784
(注6)「チ。ー地球の運動についてー」第2集 魚豊 小学館 2021年 P151
