みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英検準1級の授業の最中に遭遇したケースをお届けします。「ありゃ?この並びはなんだ?どうすりゃこの並びになる?」と感じるケースです。こうしたケースを「なんとなく言ってるニュアンスはわかるから」で済ませてしまうと、生涯英語初心者で終わりです。英語力上級者のワハハの日々を享受できないまま生涯を終了します。そんなことやなこったい、と英語力上級者の道を行くための、エピソード698スタートです。
(注)今回は know のケースです。まずこの know のケースをしっかり習得することが大事です。
お、今日も精力的に英語学習するサトル君です。
何を見たのでしょう?
この文を見ましたか。
やはりそこに目が行きますね、サトル君。だてにこの連載で、698回の主役を務めていません。
この男、それしてて幸せなんでしょうか?とにかく基本の基本からスタートするそうです。
これがスタート基本文ですな。
Yosio のアテがなくなってしまいました。アテがなくなったところが疑問詞になります。疑問詞は一番前に出さないと、気が済まないのがネイティブです。
疑問文になるので、ネイティブは
ギモンハケン
を前に出します。意識してはいませんが。
ギモンハケンが前に出ました。これにて疑問詞疑問文OKです。
おわっと、Do you know がネイティブの心に浮かんでしまいました。王権停止技がかかっていない動詞がふたつです。こりゃダメだ!
動詞ふたつの緊急事態です。これではこの文は、爆発崩壊します。このままで済ますネイティブではないです。
ギモンハケン戻し
という手順を、無意識にします。does が戻りました。
ギモンハケン戻し
をした瞬間に who から王権停止力が出ます。これにて王権停止技がかかっていない動詞は、 know ひとつだけになりました。ネイティブOK気分です。ネイティブOK気分なのが、英語の正解です。彼らの言語です。
お、またスタート基本文が出てきました。
今度は一番前の Yoshio のアテが、ポーンとなくなってしまいました。そのポーンとアテがなくなった所が疑問詞になります。
おおっと、そうなんですか。この場合、疑問詞が
はじめっから一番前
にいて、後ろから移動してきていません。その場合は、ネイティブは何もする気にならないのですな。
またしても Do you know が、ネイティブの心に浮かんでしまいました。でもこの場合は、ギモンハケン出してないので、はじめからギモンハケン戻ししている状態です。
このまんまでOK気分のようです。
このまんまでwho から王権停止力が出て、すべてはOKです。
これが know のケースです。まずこの know ケースをしっかり習得しておきましょう。では最初にサトル君が見た謎のケースは?これは次のエピソードで。
それでは今回はこれにて。
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