ミトミの 大学生が大混乱、YOU か YOUESELF か?元凶は英語学習のジャマもの日本語訳

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は大学生とのTOEIC対策授業中に遭遇したケースを、エピソードテーマにお届けします。これがまた英語学習をする際の昔ながらの悪習に起因するところ大です。しかし、この悪習を打破していけば英語力上昇を実現していけるわけでもあります。英語力上昇を実現していきましょう、エピソード962スタートです。

ーーーーーーー

この世界で幸福になれるのは、生まれた時点でその資格を持っている一部の人達だけ。そこに選ばれなかった人が幸せを望むことは全く無駄な行為です。俺らがこの世界を必死に生きてても 努力しろ/努力しても無駄 の板挟みに挟まれて疲れるだけ。

~グラスに語るオグジーの絶望(地動説に遭遇する以前)~

ーーーーーーー(注1)

日常生活の一部として、淡々と英語学習してるサトル君です。気合もやる気も関係ありません。

これが見てる文ですか。

おお、間違い?

これが英語ネイティブの心に浮かぶ文ではないのですか。日本語訳するといい気がします。しかし、日本語訳なんぞしてよさそうでも、そんなもん英語ではまったく通用しません。英語ネイティブの心に日本語は存在していないからです。英語と世界一かけ離れた、英語の言語構造となんの関連性もない日本語に訳していても英語力にはなりません。ていうか、そもそも英検準1級のテスト中に日本語に訳してるヒマなんかありません。

そりゃ日本語訳なんぞしてたらわかるわけがありません。日本語訳なんぞなしに、英語ネイティブの心に生じる英文生成過程を見ていきましょう。

お、最初の例文です。

do  動詞(王)太陽

という文構造です。あとは名詞やら、代名詞やら、前置詞やらのザコです。He と himself は同じ人物のマサオですな。

おや、himself が him になりました。him になると英語ネイティブの心に生じるテイストは

He(マサオ) と同じ人物のマサオではなく

He (マサオ)とは別人物のヨシオになってしまうのですな。別人登場です。

うーん、日本語と違う。

これでは英語ネイティブは「はあ?」となりますな。

you は一人でも、2人でも、100人でも you です。変わりません。そのため

最初の You が(マサオ)で、後ろの you が(マサオ、ヨシオ、タカオ)のケースが出てきます。こりゃ混乱する。

そこで

You (マサオ)、yourself(マサオ)

で混乱なし。

You(マサオ、ヨシオ、タカオ)、yourselfves(マサオ、ヨシオ、タカオ)

で混乱なし、のパターンが英語ネイティブの心に浮かぶのですな。もちろんこれをいちいち意識なんてしていません、英語が本能の英語ネイティブは。うーん、ナチュラル。

それでは今回はこれにて。

英語の検索はワーグナーミトミで。

(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第2集 魚豊 小学館 2021年 P22

© 2017 Mitomi's world, All rights reserved.