みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は高校生との授業中に遭遇したケースが、エピソードテーマです。このケースがいかにも日本語ネイティブが英語力を上昇させていく過程で、ついやりがちなパターンなのです。こうしたケースを「あ、それ間違い」というだけでやり過ごすのではなく、きちんと検証していくことが大きな英語力上昇につながります。では飛躍の明日に向かうための、エピソード730スタートです。
いよっ、今日も英語学習してるサトル君です。
これが見てる問題ですか。並べる問題ですな。
はやっ、あっという間に並べてしまったサトル君です。
文構造です。王(動詞)はひとつです。OKです。
英語学習においては、チョロくやってしまうことが大事です。英語ネイティブは考えることもなく、チョロくやってしまうからです。チョロくやってしまえることが、英語力の上昇を示しています。
おーっとっとー、どうしたんだ?
a がない?
そういやメンバーに a がいませんでした!
はやっ、すかさず並びを変えたサトル君です。王(動詞)はひとつです。OKです。我々が魚を食べるのはいいことだ、というテイストです。fish は英語ネイティブの脳内では単数、複数同形で浮かぶので、ただ fish で複数なわけです。
サトル君、危機管理能力を発揮しました。
サトル君の最初の a のある並びは、次のようなケースならありえます。
まずこういう文があります。
こういう状況ですな。
そしてこの文が続きます。
こうした状況です。天気などの場合はいきなり it で文が始まりますが、it はすでに出たものを言い換える場合に、英語ネイティブの心に浮かぶ語だからです。我々が食べちゃうのにいい魚だぞ、というテイストです。
It is a good fish.
まさに基本的な並びです。まずこれが日本語ネイティブの脳に浮かぶのは当然ではあります。
でもこのメンバーでは
この並びがネイティブの心に浮かびます。
それでは今回はこれにて。
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