みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は関正生氏の大著「真・英文法大全」の中で「おおっ」と目を引く例文を、エピソードテーマにお届けします。通常はほとんど目にしないケースです。こうしたケースをなんとなくそのまま探求しないでおくのは、英語力増進の機会を放棄してしまうもったいないことです。そして今回は英文法学者の重鎮、安藤貞雄氏の研究業績に帰するところ多大でした。安藤貞雄氏の残した研究業績に感謝いたします。それではエピソード991スタートです。
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知っての通り、今 我々人類はプトレマイオスの宇宙を受け入れている。実際、それでも日常的にはたいした問題はない。
だが、大衆が納得しようと我々だけは真理の探究を諦めてはならん。アレは真理とは思えない。
~プトレマイオスの天動説より完璧な天動説の確立に向かうピャスト伯の決意~
ーーーーーーー(注1)

さーて、本日も英語学習してるサトル君です。

(注2)これが見てる文ですか。

何か気になるところがあるサトル君です。

この文のどこが?

強調構文。

It is ~ that で強調したいところを挟んでいます。こりゃ強調構文です。

そこかー。

たしかに最後に前置詞 in があります。ありゃ?関係代名詞や不定詞の文なら、最後が前置詞で終わるケースは多々ありますが、強調構文ではあったかな?
ここは安藤貞雄氏の研究を見てみましょう。

(注3)
これは at が前に来ています。通常の強調構文
です。

(注3)
こちらは最後に at が来ています。安藤貞雄氏の記述を見てみましょう。
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d. It was at the dance that John wore a white suit last night.
d’ . It was the dance ( that ) John wore a white suit at last night.
(以上 Quirk et ai. 1985)
(7d)と(7d’)とは、スタイルの点で異なる。すなわち、(7d’)は<略式体>である。
ーーーーーーーーー(注3)
とあります。

略式体なので、いいのですが。

英検のライティングでこれを書くのは、リスクありです。採点する人がこの略式体を間違いと判断する危険もありそうです。
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9 [ it is C ( that ) 節 / wh 節] (! 強調構文;文の他の部分よりも重要な一部となる C (主語・目的語・副詞表現など)を強調する
ーーーーーーー(注4)
とあります。
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など
ーーーーー(注4)
とはありますが、英検ライティングのような堅い場では、前置詞を連れてきている基本形が安全です。
最後にワーグナーミトミ地動説英文法でいきましょう。

was 動詞(王)太陽
want 強調構文の接続詞 that で動詞停止(王権停止)惑星
study 不定詞 to で動詞停止(王権停止)惑星
という文構造です。太陽系に太陽はひとつです。OKです。

それでは今回はこれにて。
英語の検索はワーグナーミトミで。
(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第3集 魚豊 小学館2021年 P84
(注2)「真・英文法大全」関正生 Karl Resvold執筆協力 株式会社KADOKAWA 2022年 P363
(注3)「現代英文法講義}安藤貞雄 開拓社 2008年 P770
(注4)「ウィズダム英和辞典」井上永幸 赤野一郎編 三省堂 2003年第1刷発行 P1075
