みなさんこんにちは英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は some についてお伝えします。「いくつかの」 という意味で日本人が覚える単語ですが、この 「いくつかの」 というテイストがその後の日本人の英語力を伸ばすのに大きな足かせになっています。そこで今回は、日本人には意外な、でもネイティブの心にはひんぱんに浮かぶ some の「そんなんあり?」バージョンをどうぞ。ではスタートです。
I have some pens.
some を使った基本的な文です。
いくつかのペン
サトル君、「こんな簡単なことなにをいまさら」という感じですね。
Some pens are necessary.
複数です。ペンが2本以上あります。be王なら are になります。「あたりまえじゃないか、なにをいまさら」気分のマサル君です。そんなある日サトル君は
アメリカの総合格闘技UFCのブライアンジョンストン選手が
some judo
と言ったのを聞いてしまいました。
some judo
もちろん 柔道 のことです。some と 柔道 がサトル君にはつながらなかったのですね。でもネイティブは
some judo
を当たり前のこととして会話を続けています。このネイティブ感覚はなんだ? これは
some U
のネイティブ感覚です。judo はネイティブが
a も s もつけない U名詞
です。たとえば
milk money oil information gold その他たくさん
これらの U名詞 にはネイティブは a も s も心に浮かびません。
I like milk.
とネイティブの心に浮かびます。
逆に pen は C名詞なので
a も s もなにもつかない pen がネイティブの心に浮かびません。
I have a pen. I have pens.
は心に浮かびますが
I have pen.
はネイティブの心に浮かびません。この C名詞には
dog table car environment その他たくさんです。
動詞に 自王 と 他王 があるのが日本人にはしんどいですが、名詞の U名詞 と C名詞 もとてもたいへんです。日本語で考えてどちらかがわかる、ことはないです。
先の例だと
infomation は U名詞でした。
a good information
がネイティブの心に浮かびません。でも
environment は C名詞でネイティブの心に浮かぶので
a good environment
がネイティブの心に浮かんでしまいます。べつにネイティブの方々は考えて区別してるのではなく、はじめから脳がそう動くのです。勝手に。ネイティブ脳です。うらやましいですな。
ここで日本人が information (情報) と environment (環境)の違いを追及してやる
なんて始めると、46億年すぎます。人生を大切にしてください。
あ、そーすか
で割り切り、知っていることをふやしていきましょう。日本語と英語はイスとシャチ、くらべられないほど違います。
さて、ネイティブはこの U名詞にも some が心に浮かぶのです。
some money some oil some information その他
ブライアンジョンストン選手の some judo も judo という U名詞 にsome がついたものです。U名詞 についた some のテイストは
いくらか
です。
ブライアンジョンストン選手の場合は、全国大会入賞までいかなくても黒帯取得くらいまではやった、と推測されます。ブライアンジョンストン選手の柔道選手としての実積を調べたのですが、詳しくはわかりませんでした。
お、サトル君、some U を自分の得意技にしてしまう気になったようです。
I have some information.
使うのに難しいことは特にないですね。どんどんつかいネイティブ脳を育てちゃいましょう。
Some information is necessary.
U名詞 なので be王 は is ですね。これだけ補足しておきます。
おお、さっそくサトル君が見事な some U の例を使いました。素晴らしい!
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