ミトミのちょっと待て、安易に WHAT に飛びつくな

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回はつい多くの英語学習者が飛びついてしまうパターンをお伝えします。今日のワーグナーミトミの指導中にも、今回の飛びつきケースが起きました。いったい何に飛びついてしまうのか?始めます。

さて、今日も英語学習してるサトル君です。

 

(  )に答えを記入する問題ですな。

余裕たんまりこんもりのサトル君です。

おお、ここでなにか思いついたようです。

答えは what ではないか?と思いだしたようです。

たしかに what の前には物体(先行詞)が存在しません。

What he likes is fish.

このように What の前に物体なしです。ではこの問題の答えは what か?

おおっと、ここで通りすがりのついでに?サトル君にアドバイスをしている路上の英語コーチが登場です。

この哀愁英語コーチの言うことを追求してみましょう。

これが最初にネイティブの心に浮かぶ文です。the thing が必要なので、入っています。入ってはいますが、なんだこりゃ?という文ですな。まあ今は先に進みます。

こちらがもうひとつの文です。こちらにも the thing があります。両方の文に the thing が必要です。両方の文に the thing がないと、 the thing どうしの合体ができませんから。

しかし最初の文は likes の後ろが物体2連ちゃんになっています。give ならこの物体2連ちゃん並びにネイティブはします。でも like のときはしません。ネイティブがしないことは、どうしようもありません。

もうこの時点で、what が答えではありえません。the thing と the thing が合体しないことには、what になりようがありません。

Masao gives Yuri the thing.  The thing is nice.

Masao gives Yuri the thing the thing is nice.

Masao gives Yuri the thing which is nice.

Masao gives Yuri what is nice.

このように the thing which をひとつにまとめたのが what なので、the thing と the thing が合体しなければ waht は誕生しません。

では正解は何か?追求しましょう。

おや?ふたつの文があります。ところが王権停止技がありません。ネイティブはカンマには王権停止力を感じません。そのため王ふたりという英語になっています。これは

なにがなんでもダメ

という状態です。

ところがこのふたつの文には同じ物体が存在します。 それは

Masao likes Yuri  という文と it です。このふたつは同じことを表わしています。そのためネイティブは

Masao likes Yuri と it を合体

させてしまいます。

しかしただ合体させただけでは王ふたり状態のままです。そこでネイティブは it を関係代名詞 which に変身させて、王権停止力をあたえます。こうして王ひとりのOK文になります。カンマがあるので、ネイティブの心に that が浮かびません。which だけがネイティブの心に浮かびます。

先行詞がないからといってwhat に飛びつく前に

the thing と the thing の合体がwhat

を思い出してください。

それではこれにて。

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