ミトミの自動詞最後の難関、同一物体バージョンを克服だ

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は「英語学習の難関」自動詞、その最終バージョンについてお伝えします。このテーマが日本の英語教育のブラックホールになってしまったのは、その説明がしずらい点にあります。そのため避けられ、後回しにされ、教えられることなし、の悪循環になっています。このことが日本人の英語力習得に甚大な被害をもたらしています。ワーグナーミトミはこの危機を打開すべく、ワーグナーミトミ独自の説明方法を作り上げてきています。今回お伝えすることが、自動詞学習の最後の難関です。でもワーグナーミトミの手により簡単になっちゃってますよ。始めましょう。

I became a star.

お、基本的な英文です。王権停止の技なしの基本文です。

サトル君、became の直後にある a star という物体に注目してます。

動詞の直後に物体がある。in とか to などの前置詞の後ろではない。これはやられ物体だ。前に出して受動態にしよう。

サトル君はこう考えました。

A star was become by me.

バツをくらいました。なぜだ?

I became a star.

A star was become by me.

受動態のパターンの通りにやってます。おや、あてなき旅をする放浪の英語コーチが背後にいます。

同じ物体、同一物体をネイティブはやられ物体と感じない。

同一物体とは

I became a star.

の I と a star です。このふたつは同じ物体です。

同じ物体なので、絵にするとひとつの物体になります。ネイティブはこの絵にするとひとつの物体になる同一物体を、やられ物体と感じません。やられ物体と感じないので、前に出して受動態にする気もおきません。

この同一物体が直後にくる動詞も自動詞なのです。ここが自動詞、他動詞学習のしんどいところです。

I go.

自動詞です。やられ物体がありません。

I go to Hakone.

自動詞です。to Hakone は文の正式メンバーではありません。

I became a star.

自動詞です。a star は I と同一物体なので、ネイティブはやられ物体と感じません。

この3パターンが自動詞です。この3パターンいずれも、ネイティブは受動態にする発想すらもちません。自動詞に受動態はなしです。

そりゃ日本語にしてしまえば

スターは私によってなられた

となりますが、それは日本語の話です。英語となんの関係もありません。英語ネイティブの心に日本語は存在しません。英語だけ心に存在する、英語ネイティブの心の動きを知るのが英語学習です。日本語を持ち出してああだこうだ、はほんとに英語力の伸びを破壊します。やめましょう。シャチの研究学会でイスの研究報告を始めるようなものです。

お、別の光景です。

Takao kicked Akio.

Takao と Akio は別物体です。絵をかくとふたつの物体が登場します。Takao がやり物体、Akio がやられ物体です。やられ物体があるのでネイティブは受動態にする気がおきます。

Akio was kicked by Takao.

Masao liked Miki.

Masao がやり物体、Miki がやられ物体です。

Miki was liked by Masao.

I と a hunter は同一物体です。絵をかくとひとりだけです。やられ物体がないので、ネイティブは受動態にする気なんておきません。be動詞(ワーグナーミトミ英語では be王)の受動態がないのは、当然だったのです。

自動詞、他動詞の指導が日本で十分にされてきていない大きな原因のひとつが、この自動詞のパターンがひとつでないことです。これを説明するのは通常とても大変です。絵なしではとてもわかりにくいです。これが自動詞、他動詞の指導がされない、しても短時間にさらっとされるだけの原因です。そのため自動詞、他動詞を意識しないで英語学習している日本人が大量に発生しています。昨日ワーグナーミトミが初めて指導した高校3年生も知りませんでした。毎回のことですが。自動詞、他動詞の理解なしでは、英語は「わけわからないけど暗記」、になります。単語の数10近くなると「わけわからないけど暗記」は不可能です。ワーグナーミトミは自動詞、他動詞の理解普及に貢献していきます。

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