みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は意外とやっかいな表現についてお伝えします。意外とやっかいなので、ワーグナーミトミの3年に渡るネイティブの中ただひとりの日本人、24時間英語だけのカナダ英語修行の日々で、一度も口にしたことがありません。ほかの言い方でも同じ内容を伝えることができるので、そちらを使っていました。ただ入試問題、英検などの英語資格試験で出題されるので、避けてるだけというわけにもいきません。今回はこのワーグナーミトミが避けてたテーマをお伝えします。スタートです。
今日も前向きに英語学習するサトル君です。
おや、何に出くわしたのでしょう?
私は1時間半走った。 (half)
この文を英語にするのですな。(half) を文中に使わなければならない条件つきです。
なるほど、まず1時間バージョンで英文を作ってしまおうという作戦です。
I ran for one hour.
王は ran だけです。王権停止の技は必要ありません。
そうです、これに half を加えればいいのです。
ありゃ?サトル君、途中で悩み始めました。
なるほど
I ran for one and half hour.
I ran for one and half hours.
どちらでいくか迷ったのですね。それでも and がついてるので s つきの hours にしたサトル君です。
I ran for one and half hours.
なんとバツでした。これはまずい!と哀愁の英語コーチが駆けつけてきました。
s がついてる hours はあっていたようです。ではなぜバツなのでしょう?
half に a が必要
なんて日本人には普通は思いつかない点が、ネイティブの心に浮かぶパターンだったのです。
しかし half に a をつけるとは、日本人の発想とはかけ離れています。でもここで
ひと半分なんておかしいぞ
と日本語を持ち出してあれこれ言っても、どうにもなりません。ネイティブの脳に存在していないものを持ち出してあれこれいうのは、英語学習では不毛なだけです。それどころか英語学習引退につながる危険な習慣です。
ネイティブの脳では
half は C名詞で浮かぶ
のです。日本語とは合いません。合うわけがありません。イスとシャチの関係
もしくは無関係!ですから。
あんたたちの脳ではそうなんすね、私たちと違って
と割り切り受け入れ、自らの英語力にしましょう。
I ran for two and a half hours.
2時間半だとこうなります。
two なのに a がある。a があるのに s もある
というのが大変ですな。
ワーグナーミトミはいつも
90 minutes
とか
one hour and 30 minutes
とか言ってました。24時間ネイティブだけと英語だけで3年間生きてましたが、half だけは口にしたことないです。ふー。
今回は half という語のやっかいな点についてお伝えしました。half についてはほかにもお伝えする点がありますが、それは別のエピソードでお伝えします。
英語の検索はワーグナーミトミで。