ミトミのTHERE IS~のまだある日本人が知らない盲点

みなさんこんにちは英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は日本の通常の授業で習うことはない、日本の英語教育の大きな盲点についてお伝えします。しかも今回の件は、日本人の使う英語表現の中で、とても使用頻度の高いものです。それがネイティブの心にうかぶパターンで教えられていないため、多くの日本人が「えー、そうだったの」と驚きます。今回それを知ってください。ではスタートです。

I, tell you, there is, want to, something, that

これはバラバラに配置されてる単語をネイティブがならべる順に並べていく問題ですな。英語脳を育成するにはいちばんすぐれた練習です。「~は英語でなんていうんだ?」という日本語と英語の変換作業がないので、ネイティブの脳で英語だけで起きているプロセスを追体験できます。ワーグナーミトミの指導ではこの練習をいちばん重視しています。

お、サトル君がやる気のようです。

I want to tell you something that there is.

ここでものすごいランニングエルボーだー。

サトル君、今回は屋根の上で英語学習していたようです。ドラマのポスターではよくありますが,実際にやると危なくてたまらんですな。おや、サトル君が英語学習しているとなぜかよく通りかかるさすらいの英語コーチが屋根にあがってきました。

There is ~ は「~があります}というテイストの時に使う表現として、すかさず日本人は習います。ところがこの時に

ネイティブの心に浮かぶパターンでは習っていない

のが現状です。

There is a dog near the tree.

There are two dogs near the tree.

There is the dog near the tree.

おおっと、いきなりネイティブの反応が変わった。この文はネイティブの心に一度も浮かんだことがないようです。ちがいといえば the が登場したくらいですが。

そうです。ネイティブの there is~ は

相手が知らないことを初めて伝えるときだけ

ネイティブの心に浮かぶ表現なのです。そのため会話しているふたりがもう知っている物体

the dog   ぼくも君も知っている そのイヌ

の時は、there is~はネイティブの心に浮かばないのです。

ネコの存在に気がついてない話し相手に、ネコの存在を知らせようという精神状態なので there is~ が心に浮かんだのです。の存在は相手も気がついてるな、という精神状態なので木のほうは the が浮ぶのです。

一度でもネコという言葉が耳に入ると、ネコの存在に気がついてなかったほうもネコの存在が脳内に入ります。その瞬間に the がネイティブの心に浮かびます。この後は、このネコはふたりが共通に知っている物体として、ずっと the cat となります。there is~ の出番はもうないです。最初の問題に戻ります。

まだなにも知らない相手に初めて言うので there is~ が心に浮かんでいます。

一度 there is~ で相手の脳に something を入れてしまったので、もうふたりの間に there is~ の出番はありません。サトル君の英文

I want to tell you something that there is.

これがネイティブの心に浮かぶことはありません。この文を合体前のふたつの文に戻してみましょう。

I want to tell you something.    There is something.

もう相手の脳に最初の文でいれてしまった something を、there is~で言う発想がネイティブの心に存在しません。2000年なかったし、今後46億年ないです。ネイティブの心にないものを日本人が開始できないので、このパターンをやれません。ネイティブの心に浮かぶパターンは

There is something.   I want to tell you something.

同じ物体の something を合体させて

There is somrthing something I want to tell you.

王がふたりいるので2番目の something を that に変身させて、王権停止力を与えて

There is something that I want to tell you.

これがネイティブの心に、意識的な操作なしに浮かぶパターンです。これを吸収、練習して稼動していけばいいです。

お、サトル君

あ、そーすか

の精神で受け入れ吸収しちゃいました。また英語力がグーンと伸びましたね。特に今回のことはまず通常の授業で習うことはないことなので。かけがえのない貴重な夏の日。

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