ミトミの 英検1級、厳格にして荘厳なる領域、到達できるか否か、境目はこの点

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英検の最高峰1級合格にひた走る生徒との授業中に遭遇したケースを、エピソードテーマにお届けします。「間違いあってもさー、言ってる意味わかるでしょ?細かいこと言わないで」なんてノリはいっさい通用しない、ごくわずかの英語学習者だけが到達できる荘厳なる境地、それが英検1級です。その境地に到達すべく精進を続ける日々の一コマ、ワーグナーミトミ地動説英文法そのエピソード1052スタートです。

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とは言え今回の件は非常に助かった。私がこんなこと言うのも非常に希だが、何か一つ頼みを聞き入れよう。

—– —– では、地動説を完成させてください。

ああ、約束しよう。

~バデーニに地動説の完成を託すヨレンタ~

ーーーーーーーーーー(注1)

いいぞ、いいぞ、今日も英語学習してるぞ、サトル君。

そしてこの文を見ましたか。

human rights  人権

essential  本質的な

restrictions  制限

というテイストです。

気になるところがあるんですな、サトル君。

うーん、for that は英語ネイティブの心に浮かびません。

in that ~  ~という理由で

という表現なら、英語ネイティブの心に存在しますが、 for that は英語ネイティブの心に浮かびません。

The human rights should be essential for that our social and private life is free from any restrictions.

この文の for that を、英語ネイティブの心に浮かぶパターンにしましょう。

お、the condition が for と that の間に入りました。こうなると

be  動詞(王)太陽

is  接続詞(同格)that で動詞停止(王権停止)惑星

という文構造になります。太陽はひとつです。OKです。同格バージョンの接続詞が英語ネイティブの心に浮かぶ名詞 condition が入った(注2)ことで、文が英語ネイティブの心に浮かぶ文になりました。

別バージョンです。the society in which が入りました。

be  動詞 (王)太陽

is  関係代名詞 which で動詞停止(王権停止)惑星

という文構造です。太陽はひとつです。OKです。

society では同格バージョンの接続詞 that は英語ネイティブの心に浮かびません。(注2)ならば同格可能バージョンではない名詞にも使える

前置詞 which

という、たいへん使い勝手のいいワザを使いましたな。

それでは今回はこれにて。

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(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第3集 魚豊 小学館 2021年 P172

(注2)「ロイヤル英文法」改訂版 綿貫陽 宮川幸久 須貝猛 高松尚弘 旺文社 P809

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