ミトミの 接続詞なのか関係詞なのか?英語思考への道程を行こう

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英語思考で脳が機能するようにしていくために、とても役立つエピソードをお届けします。英語を習得するためには、日本語で考えるのではなく英語で考えることが大事、とさんざん言われます。しかし、この言い方は無責任です。日本語と英語はイスとシャチほどかけ離れています。そんな46億光年かけ離れた言語で考える、なんてすぐできるわけがありません。それなのに

そのやり方を教えもしないで

ただ英語で考えろ、というだけではできるわけがありません。

ワーグナーミトミは違います。みなさんの脳が英語で機能していくことが可能になるように、ネイティブの脳で英語がどのようなプロセスを経て形成されるのか?その過程を詳細に追及、解明してみなさんにお届けしています。この英語脳での英文形成過程を知ることで、初めて英語で考えることが可能になります。

ではワーグナーミトミがお送りする英語脳形成への道程、エピソード394スタートです。

今日もひたすら英語学習、のサトル君です。

なにかあったようです。

これが見てる文ですな。この文は正しいか?誤りか?という問題ですな。

そうです、この文を日本語に訳して日本語で考えることが、日本人の英語力獲得を妨害してきています。連載395回目のサトル君、もはやそんな自滅行動はしません。

この出だしのところに注目しているサトル君です。

出だしのところを見てるだけで、サトル君はこの文がネイティブの心に浮かばないことを見抜きました。たいしたもんです。では検証してみましょう。

お、よく見る文です。It スタート文です。王権停止技が効いています。王はひとりです。

That 王権停止 の部分が前に出てきました。こちらもOKです。

その通りです、サトル君!接続詞 that の後ろにいきなり has なんて動詞が来るわけがありません。接続詞 that の後ろはちゃんとした文がきます。いきなり動詞、なんてありえません。

I think that Masao has gold.

that の後ろは

Masao has gold.

ちゃんとした文です。他王(他動詞)has のちゃんとした並びです。ところが次の文

I think that has gold.

that のうしろは

has gold

です。接続詞の後にこんないきなり動詞の文なんて、ネイティブの心に浮かびません。問題の文は誤りの文でした。

ではこの問題文の正解を見てみましょう。

これが基本のスタート文です。

これがもうひとつの基本スタート文です。

同じ物体が合体しました。合体のため、王がふたりいます。

後ろの the thing が、関係代名詞 that に変身して王権停止力を手に入れました。that の王権停止力により、王はひとりになりました。OKです。

the thing that でOKなのですが、the thing that を what の一語にしてしまいたい気分に、ネイティブがなる時があります。ネイティブは、そうした時は the thing that を what にしてしまいます。what になっても王権停止力は存続します。こちらもOKです。

今一度、この文が問題文の正解です。すぐに has がきます。

英文形成過程を我がものにして、英語力を我がものにしちゃいましょう。

それでは今回はこれにて。

英語の検索はワーグナーミトミで。

 

 

 

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