ミトミの 慣用表現だから、で済ましていた THE 比較級 の王権停止構造

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回はこれまで「慣用表現だからこんなのもあるよ」で済ましていた the 比較級、the 比較級 の王関係を検証します。今回の文は、一見すると王権停止されてない動詞(王)がふたりいるようです。そしてこのパターンは、「慣用表現だからこんなのもあるよハハハ」というノリで済まされてきました。ところが、このパターンにも王権停止力が機能している構造が見えてきました。それはどのようなものか?エピソード418スタートです。

英語学習してますね、サトル君。

これが見てる文ですか。これは

the 比較級、the 比較級

のパターンですね。参考書では比較の章の、後ろのほうで出てくるやつです。「~すればそれだけますます~になる」というテイストの表現です。

おお、さすがワーグナーミトミ英語を学ぶサトル君、文のテイストより王関係に目が行きました。なるほど、そういえば王がふたりいるように見えます。王権停止技はあるのかな?

なんと、最初の the 比較級 が接続詞の働きをしているのですか。接続詞の働きとは

王権停止力がある

ということです。テイストより王権停止力のほうが重要です。

ではもっと短い、シンプルな文で見てみましょう。

これが短くていいです。

The bigger が最初の are の王権を停止しているので、王は後の are ひとりです。王ひとりならOKなのが英語です。

サトル君の見ていた文の王関係はこうなります。この文は、次の文の構造に似ています。

接続詞 as が王権停止力を発揮しています。as のテイストは「~するにつれて」です。こちらは接続詞 as の基本パターンのひとつです。この 接続詞 as のような王権停止力が、最初の the 比較級 にあるのです。

これまで単なる慣用表現だから特別、と見てきた

the 比較級、the 比較級

の王関係でした。王はひとりです。

それでは今回はこれにて。

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