みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英検準1級合格を目指す生徒との英作文の授業中に出くわしたケースを、エピソードテーマにお届けします。これがまた「うーん、これはやるぞー」というケースです。こうしたケースの原因、深層の真相、を解明していくのが世にも稀なる英文法の鬼才ワーグナーミトミです。では世にも稀なる英文法の鬼才がお届けする、世にも稀なる英文法エンターテイメントショー、エピソード814スタートです。
お、今日も英語学習に邁進するサトル君です。
これが見てる文ですか。
気になるところがあるようです。
likes 関係代名詞 which で動詞停止(王権停止)
is 動詞(王)
という文構造です。よさそうですが?
その点でしたか!
house と color
名詞が違います。同じ物体ではありません。
dog と house
名詞が違います。同じ物体ではありません。
tennis と tennis court
tennis と tennis court は同じ物体ではありません。
tennis court
こうなると、tennis は形容詞です。名詞は court です。なので
tennis と tennis court
英語ネイティブにはこのふたつの合体は、心に浮かびません。
ないですな。
こっちなら合体ありです。名詞 the dog の所有格バージョンです。
the dog の所有格バージョンが whose に変身、動詞停止力(王権停止力)を発動します。
the house の所有格バージョンが whose に変身、動詞停止力(王権停止力)を発動します。
これが基本のスタート文です。動詞(王)がふたつです。ダメです。
the house と the house’s
この合体なら、英語ネイティブの心に浮かびます。
the house’s の s テイストを持つ whose に変身、動詞停止力(王権停止力)を発動させて動詞(王)をひとつにします。これにてOKです。このOK状態になってから、英語ネイティブの口からこの文が出ます。もちろん英語ネイティブ自身は無意識、光速以上の一瞬です。
それでは今回はこれにて。
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