ミトミの おっと、これはやりがち、やっちゃうぞ、関係代名詞の危険地帯をサバイバル

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は高校生との定期テスト対策授業中に遭遇したケースを、エピソードテーマにお届けします。このケースがこれまた「そうやってしまうのもわかるな~」というものです。それが正解で得点できればいいのですが、できない。まあそれよりも英語力が上がるのを阻害してしまうのが問題ですか。ではその英語力上昇を阻害するケースに対処しましょう、エピソード1からスタート、ワーグナーミトミに閃きが降臨するまま、そのまま即座に書き残してきたワーグナーミトミ地動説英文法、そのエピソード1000スタートです。

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太陽は静止し、バラバラだった惑星は連鎖して動き、宇宙はひとつの秩序(システム)に統合され、常識は覆り、C 教は激昂し、” 美しさ” と ” 理屈 ” が落ち合う。これが私の研究だ。そうだなそれを、『地動説』とでも呼ぼうか。

~ラファウに禁じられた研究「地動説」を語るフベルト~

ーーーーーーーーー(注1)

ほーりゃほりゃ、今日も英語学習しているサトル君です。

これが見てる文ですか。

break into ~に押し入る

complain   苦情を言う

というテイストです。

そして異常を感じていますな、サトル君。

どこに?

そこかー。

この which が妙だぞ、ですな。

そっちでしたー。

これがスタート文です。

complained   動詞(王)太陽

という文構造です。残りは名詞だの、冠詞だの、といったザコです。ところで complain は90パーセント自動詞バージョンで英語ネイティブの心に浮かびます。その他動詞バージョンもcomplain that 名詞節だけの限定パターンだけです。(注2)

もちろん英語ネイティブ自身は、自動詞だの他動詞だのは意識していません。ワーグナーミトミは13年間の英会話スクールで英語ネイティブ英語講師に

何だそりゃ?そんなこと気にしたことないわ、ただそう自然に浮かぶだけだ

と何回も言われました。無意識の第一言語です。この complain のテイスト

苦情を言う

この反応が

「あっそう」

にはどう無理してもなりません。やはり関正生氏の自動詞他動詞判別法には例外が多過ぎます。

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そもそも膨大にある動詞の大半は『何を?』で通用するので、あくまで例外はほんの少しだけです。(信じてください ——- )。

ーーーーーーーー(注3)

この自動詞他動詞判別法にはかなり多くの異論、反論が関正生氏に殺到したのでしょう。関正生氏の「真・英文法大全」での記述です。

お、スタート文に戻ります。

このスタート文に

追加情報が加わりました。(注4)

had  動詞(王)太陽

been   過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星

broken   過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星

complained   動詞(王)太陽

という文構造になりました。追加情報のため、太陽系に太陽がふたつ、人体に心臓ふたつ(注5)、の異常な状態です。

the guest’s  が 関係代名詞 whose に変身しました。

had   関係代名詞 whose で動詞停止(王権停止)惑星

been  過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星

broken  過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星

complained  動詞(王)太陽

という文構造です。この文に、動詞(王)太陽 は complained ひとつだけです。太陽系に太陽ひとつ、人体に心臓ひとつです。OKです。

を、by someone  が透明になりました。by someone なんて見えなくても聞こえなくても、英語ネイティブ同士わかってしまいます。これがサトル君が異変を感じた文の正解でした。

この文を書いた人は

the guest room

の the guest が which になったな、と思ったのでしょう。でも

the guest  とthe guest room

は同じ物体ではありません。それに the guest は人間なので which に変身しません。まあそうした気持ちは推察できます。

whose による動詞停止(王権停止)です。

それでは今回はこれにて。

英語の検索はワーグナーミトミで。

(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第1集 魚豊 小学館 2021年 P45-46

(注2)「グランドセンチュリー英和辞典」第4版 宮井捷二   P.E.Davenport 編 三省堂 2017年 P308

(注3)「真。英文法大全」関正生 株式会社KADOKAWA 2022年 P873

(注4)この追加情報パターンによる関係代名詞の説明は、希に見る明快な関係代名詞指導法です。ワーグナーミトミが指導している50代の方から「ミトミコーチのおかげで、40年に渡る関係代名詞コンプレックスから解放されました」との言葉をいただきました。

(注5)最近ワーグナーミトミに閃いた、動詞を人体にたとえたものです。でかい人体でも心臓はひとつです。

 

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