みなさんこんにちは,英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回はよく使用される表現の、意外な点についてお伝えします。英語学習において文法という言葉は大昔から?知られています。しかし、語法という言葉は今でも完全に日本人の心に定着しているとは言いがたいです。ところがこの語法学習が、英語力増進には欠かせないのです。今回は使用頻度の高い表現の語法を知り、語法学習のポイントをものにしていきましょう。
今日も街の片隅で英語学習してるサトル君です。
おや、何に感心してるのでしょう?
each other は物体
each other は お互い というテイストのちゃんとした名詞
ということに驚いたのですね、たしかに slowly みたいなあってもなくてもいい副詞のような印象があります。
I eat dinner slowly.
I eat dinner.
slowly なんてただの飾り、なくてもいいものです。しかし each other はちゃんとした名詞です。
They love gold.
They love each other.
each other は gold と同じ名詞です。
この each otherは 他王(他動詞) love の直後にくる名詞(他王物)です。love は他王なので、ネイティブは直後に他王物が心に浮かんでしまいます。その他王物の役割を each other がはたしています。副詞 slowly みたいな、なくてもかまわない存在ではありません。動詞ではないので王ではありませんが、文に必要な存在です。
ちゃんとした名詞なので
They eat lunch each other.
はネイティブの心に浮かばないダメ文です。日本語に訳してしまうとOK気分になってしまうのがまずいです。英語学習とは日本語に訳すものではないです。英語と日本語が違いすぎるので混乱が増大します。
イスとシャチくらい英語と日本語は違いますから。
英語学習とは日本語に訳してああだこうだではなく、ネイティブの心に浮かぶパターンを知り、習得していくものです。
次の文はネイティブの心に浮かばないパターンです。
They eat lunch Masao.
eat の後ろに lunch Masao の2連ちゃんなんて、ネイティブの心に浮かびません。これと同じことで
They eat lunch each other.
もネイティブの心に浮かびません。Masao も each other も名詞ですから。eatの直後に名詞2連ちゃんはないです。
おや?サトル君、何を思いついたのでしょう?
そうです each other は物体です。名詞です。
Each other ran.
なるほど each other は名詞なのだから
The boy ran.
の The boy みたいに文の最初、いわゆる主語にしてもいいや、ということですね。あら?
なにやらネイティブが
Each other ran.
なんて心に浮かんだことがないぞ!と怒鳴りこんできました。名詞なのに each other は文の主語としては、ネイティブの心に浮かばないようです。ネイティブの心に浮かばないものは、英語ではどうしようもないです。ダメです。彼らの言葉ですから。
Each ran.
each だけなら主語としてネイティブの心に浮かぶのですな。ここはもう
そーなんすか
とわりきり受け入れましょう。文法ではなく、語法です。
名詞なのだから理論上どうのこうの~
というのは語法では通用しません。文法と語法をしっかり分けて英語学習をすることが大事です。
文法と語法は
卓球と重量挙げ
くらい違う競技です。それぞれ別の習得の仕方が必要です。ワーグナーミトミはその別の方法をお伝えしていきます。
それでは今回はこれにて。
英語の検索はワーグナーミトミで。