みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は多くの日本人を悩ませる、不定詞の3用法についてのエピソードをお届けします。この不定詞の3用法、「これが形容詞で、あれは副詞であれれ?」となりがちなものです。そこでワーグナーミトミがこれまでにない、ワーグナーミトミならではの分析、解析でこの3用法を解説します。ワーグナーミトミ劇場の開演です。
今日も英語学習に励むサトル君です。
あら?どうしたのでしょう?
to による王権停止(いわゆる不定詞)を学習しているようです。
なるほど、この~用法というのが教科書、参考書に出てきます。どれがどれ?になりがちです。
ではこの3つをカンタンに説明しちゃいましょう。ワーグナーミトミスタイルで。
like が王です。like は他動詞パターンでネイティブの心に浮かぶので、他王としてます。他王は直後に物体(名詞)がネイティブの心に浮かぶ王です。この物体を他王物とします。(目的語とか言われているやつです。)この場合の他王物は fish です。
おおっと、他王物のところに run が来てしまいました。
走るのが好き
というテイストを出したいのでしょうが、run も王です。こりゃ王ふたりです。王ふたりNG言語の英語では最悪状態です。
そこですかさず to で run の王権を停止しました。これだけのことで、問題はすべて解決しました。OKです。王権停止の概念で、英語はいっきにカンタンな言語になります。
to で王権停止されてしまうと、もう run は動詞(王)ではありません。こうなると fish と同じ他王物の感覚にネイティブはなります。fish も to run も同じ他王物です。これを日本人が名詞用法となずけました。
以上、名詞用法でした。
では次のパターンにいきましょう。
run は自動詞(自王)パターンで、ネイティブの心に浮かびます。直後の物体が浮かびません。
物体が浮かぶ場合は、in のような前置詞を経てから心に浮かびます。でもこんな前置詞の後ろは、なくてもかまわないカスのカスです。ちょいとプラスアルファのテイストを加えているだけです。
I usually play golf.
のなくてもかまわない usually みたいなもんです。なくてもかまわない筆頭の副詞です。
おおっと、run の後ろにもうひとりの王 be が登場してしまいました。
健康のために走る
というテイストを出したいようです。しかし、王ふたりだけはなにがなんでもダメです。英語という言語では。王ふたりがネイティブの心に浮かぶことがないからです。
そこで to が登場、to のもつ王権停止力で王ふたり問題を解決しました。これにてOKです。
王権停止されてしまえばただのカスです。それもカスの中のカス、副詞です。
in the morning
to be healthy
どちらもちょいと追加テイスト加えてる、ただそれだけの副詞です。
以上、副詞用法でした。
次です。
お、今度は形容詞ですな。まあこれもなくてもいいですな。
I have a book.
で最低必要なメンバーはそろってますから。book という物体に good というテイスト加えています。
おおっと、王には46億年なれない形容詞がくるべきところに、王の buy がきてしまいました。「買う本」というテイストにしたかったのでしょうが、buy が動詞なので王ふたりの危険どころではない緊急事態です。
to がきてくれて王権停止力を発動、危機一発の状態を救ってくれました。こうなると buy は48億年王にはなれない形容詞に転落です。
I have a good book.
I have a to buy book.
ネイティブ感覚では good も to buy も同じものです。book という物体を修飾してる形容詞です。ただネイティブはここで心が止まりません。もうひとつやることがあります。
もともとは
I have a book.
として a と book が続いていました。そこに2語以上ある to buy が入ってきたので「うっとーしーな」と感じます。good のように1語ならよかったのですが。
そこで
to buy を物体の後ろにもっていってしまうのです。
プラスアルファのテイストを加えたいなら後ろでやってくれ
ということです。前ではうっとーしーので。これにてすべての工程が終了です。
以上形容詞用法でした。
まあネイティブはこの3用法を意識しているわけではありません。無意識に心が英語で動いています。でも日本では今でもこの分類をテスト問題にしたりしていますので、今回のエピソードにしてみました。
それでは今回はこれにて。
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