ミトミの英語にできない?私は興奮してる I EXCITE

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は日本人にとって英語習得する際の最大難関のひとつ、をお伝えします。今回のテーマこそ日本英語教育の最大のブラックホールといえます。その被害は甚大です。英語教育の最初から教えられるべきものが、今でも教えられていません。昔からなかったのですが、コミュニケーション英語の名の下にさらに教えられなくなりました。このことが簡単な表現を直撃するので、ことは重大です。すぐ始めましょう。

私は興奮している。

この日本文を英語にする問題ですな。

I excite.

こんなのかんたん!と余裕のサトル君です。

バツをくらいました。お、次の問題です。

私はびっくりした。

I surprised.

こーなるにきまっとる、という感じのサトル君です。

またバツです。これのどこがまずいんだ?わけわかんないぞ!おっ、ここであの路上の英語コーチがたまたま通りかかりました。

「自他問題」と言ってます。日本人英語学習者を苦しめる

自動詞  他動詞

のことです。今回は両方をあれこれ取り上げるのではなく、他動詞のほうに焦点を絞りましょう。

I excite people.

だからやられ物体が必要

ここが日本語とけた外れに違う点です。ネイティブは excite の直後にかならず興奮させられてる「やられ物体」が、心に浮かんでしまうのです。「やられ物体」のない

I excite.

でネイティブの心がとまる事はありません。かならず「やり物体」に興奮させられてる「やられ物体」も、ぶっつずけで心に浮かんでしまいます。これはもうネイティブの生まれつきの本能なので、どうしようもありません。

I excite people.

この場合は、I が「やり物体」、people が「やられ物体」です。興奮させてる、テイストです。

I surprised.

の surprised も動詞です。直後にすぐ「やられ物体」がネイティブの心に浮かんでしまいます。

I surprised Miyuki.

このように「やられ物体」、この場合は Miyuki 、が心に浮かんだところで初めてネイティブの心はとまります。英語のこの点は日本語とは46億光年かけはなれているので、日本人には非常に習得しずらいところです。多くの日本人がこの他動詞(ワーグナーミトミ英語では 他王 ) を意識しないで、英語学習をしています。緊急改革が必要です。

私はびっくりした。

この日本語のテイストは

私はびっくりさせられた。

です。やられテイストです。

I surprised Miki.

これでは I が「やり物体」です。そこで

I was surprised at Miki.

surprised を be surprised のやられ受動態にしてしまいます。王権は was に移ってしまい、surprised は 3マン により王権停止になります。こうなるともうネイティブにとっては王権を停止されてる surprised は、形容詞の happy なんかと同じ存在でしかありません。

I was surprised.

I was happy.

surprised で心がとまることもあります。もう surprised は他王ではないので。happy で心がとまるのと同じことです。当たり前のことです。

私はびっくりした。

これは

I was surprised.

最初の問題

私は興奮してる。  は

I am excited.

でネイティブの心に浮かびます。

この他動詞(他王)は、10代はじめのころから日本人にしっかり習得させなければならないものです。これがあやふやだと、かならず英語力が途中で伸びなくなります。現状の英語教育で他動詞教育は、ゼロといっていい状態です。

I like Miki.

これを教える時点で、like は他動詞

I go to Hakone.

これを教える時点で、go は自動詞

とするべきです。コミュニケーション英語とかで、なんとなく文を長くされてしまったのでは、英語を習得できません。フランス語のように英語に近い言語ならできるでしょう。でも英語と日本語は46億光年かけ離れた、イスとシャチほどかけ離れた言語です。

力が伸びる土台をちゃんと学ばないと、できもしない無駄暗記の日々になってしまいます。単語の数が10くらいの文はもう暗記できません。わけもわからず。わけがわかる必要があります。

今回は他動詞だけを取り上げました。自動詞と他動詞を同時に取り上げるより、より集中した解説ができるからです。1回に多くのことを伝えない、例文の羅列はしない、がワーグナーミトミワールドです。そうしたことは他の方々がやってますから。それでは今回はこれにて。

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