みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は日本の英語教育の重大なブラックホール、自動詞 他動詞 の指導の欠如が、とてつもない被害を英語学習に及ぼしているケースをお伝えします。以前の記事でもふれてはいますが、記事の一部としての扱いでした。今回はその1点にのみ焦点をしぼっています。それほど重大な問題だからです。もたもたしてはいられません。始めます。
私は走らされる。
日本語を英語にする問題ですな。サトル君、すなおに英語にするようです。走らされている、やらされているのですな。
I am run.
基本通りの受動態の文です。
be プラス 過去分詞
としてほとんどの教科書、参考書にのってます。
バツでした。受動態のパターン通りにやったのになぜバツなのか?おや、背後にあのさすらいの路上英語コーチがいます。
run は自
またしても自動詞、他動詞の問題です。ほんとにこの問題は英語習得の成否を左右する重大なテーマです。それでいて十分に適切な指導がされていないテーマです。run が自だとどういう影響が受動態にあるのでしょうか?
I run.
前に出すやられ物体がない
これが重大な点です。受動態はやられ物体を前に出すパターンです。
I like Miyuki.
I は やり物体
Miyuki は やられ物体
like
はネイティブの心に直後にやられ物体が浮んでしまう 他動詞(他王)
です。このやられ物体の Miyuki を前に出して、like を be 3 にして
Miyuki is liked by me.
とするのが受動態です。しかし
I run.
run は自なので、その後にやられ物体がネイティブの心に浮かびません。やられ物体が存在しません。存在しないものを前に出せません。つまり
自動詞に受動態はない
この真実があまりに知られていません。自動詞、他動詞の指導をせず、受動態を be プラス 過去分詞 と間違いを教えているからです。間違いと言い切ります。受動態は be プラス 過去分詞 ではなく
be プラス 他動詞の過去分詞 ワーグナーミトミ英語では
be プラス 他3
です。
I run.
の run が自なので、受動態は存在しません。ネイティブの心に浮かびません。前に出すやられ物体がありません。受動態にしようがないです。
自動詞、他動詞を指導することなく受動態を教えてしまう被害は甚大です。
すべての英文が受動態になる
と思い問題に取り組む英語学習者が続出しています。
受動態ならこの選択肢もありえる
と自動詞なのに受動態のケースを考慮に入れて、混乱、自滅してしまっています。自動詞に受動態は存在しません。
I walk.
I swim.
I come.
自です。受動態は存在しません。
run を受動態にする発想すらないネイティブの方々には
You make me run.
といったほかの表現が浮びます。~が~に~させるというテイストです。
この自動詞、他動詞を意識しない英語学習こそ緊急改革が必要です。自他を意識して英語学習を進めましょう。ワーグナーミトミは自、他を取り入れた英語学習を推進していきます。それでは今回はここまで。
英語の検索はワーグナーミトミで。