ミトミの意外と難敵 関係詞 WHAT をネイティブ思考で習得だ

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英語だけで心が動いているネイティブの、英文の形成過程が手に取るようにわかるケースをお伝えします。英語学習者にはけっこうやっかいで、それでいて頻繁に出くわさざるをえない WHAT の例を使います。英語学習の初期に習う WHAT です。最初のころはそんなに難解ではなさそうです。ところが途中からほんとにこりゃ何なんだ???となっていくのが WHAT です。そこには日本の英語教育で、十分に指導されていない要素も関係しているのですが。でも今回のエピソードでそんな WHAT にさよなら、得意技にしちゃいましょう。ではスタートです。

お、今日も英語学習にはげむサトル君です。

おや、なにか難問に出くわしたのでしょうか?

The present from you is what has always wanted.

この文に間違いがあるかどうか?という問題ですな。さてサトル君、どうするのでしょう?

素晴らしい!まずこれがスタートです。とにかく日本語にしてあれこれ日本語ひねりしていてもわからなくなるだけです。英語しかネイティブの心に存在していません。英語だけでしか英語のことはわかりません。英語だけで行きましょう。

そうです!ネイティブの心に浮かぶ長いひとつの文は、ふたつの文合体したものがほとんどです。だから長いひとつの文になる前の、ふたつの文に戻せば、文の正体がわかるのです。サトル君、たのもしい成長ぶりです。

いーですねー、さっそく王関係をチェックしています。ワーグナーミトミ方式で英語を学習すると、とたんに英語が簡単になってしまいます。それは

ひとつの文に王(動詞)はひとり

というワーグナーミトミ英語の大基本にもとずき王関係チェックをすることで、文の構成が一目瞭然になるからです。サトル君、ワーグナーミトミ英語の伝承者の道を歩み始めているみたいです。

is         王権停止の技がかかっていない王

has      関係代名詞 whatマンにより王権停止 ザコ

wanted    3マンにより王権停止 ザコ

という王関係です。おっと、

The prsent from you is the thing that has always wanted.

サトル君、what をもとの3つの姿

the thing that

に戻しました。the thing that をひとまとめにしたい気分の時に、ネイティブの心に浮かんでしまうのが what です。なぜ what なのか?はネイティブにもわかりません。自然と浮かぶのでどうしようもないです。

The prsent from you is the thing the thing has always wanted.

サトル君、that を変身前の the thing に戻しました。同じ物体であるふたつの the thing が合体してこの長文ができたのです。この同じ物体の合体こそ、英語学習の成否の分かれ目になる大事な点です。

ただ the thing にもどってしまった瞬間に、has の王権を停止していた王権停止力は消失しました。has の王権がよみがえりました。英語で

これだけはダメだという王ふたり状態

になってます。この国が内戦で滅びる前に

The present from you is the thing.

サトル君、ひとつの文を合体する前のふたつの文に分けてしまいました。これが0,0001秒先にネイティブの心に浮かんだ文です。

The thing has always wanted.

こちらが0,0001秒遅れてネイティブの心に浮かんだ文です。

The thing always wanted.

この文をみた瞬間、サトル君はこの文が

ネイティブの心に浮かぶことはないダメ文

だとわかりました。

訳なんてしてません。ネイティブの心に日本語は存在してません。ダメ文である理由は

want は

ただこれだけです。サトル君は

want は他王

と以前に学んだのを覚えていたのです。考えたのではありません。他王、日本では他動詞なる用語が使われています。そしてその他王のネイティブの心に浮かぶパターンを覚えていたのです。そのパターンとは

すぐ後に別物体

です。

I visit Hakone.

すぐ直後に別物体です。ワーグナーミトミ英語では他王物と呼んでます。これが他王がネイティブの心に考えなしに浮かぶパターンです。

そして

I go.

I go to Hakone.

これがもうひとつの王である自王です。自動詞とか日本で言われています。すぐ直後に別物体がネイティブの心に浮かんだりしません。なぜか?は46億年の謎です。

あ、そーなんすか

で割り切り吸収しましょう。

ということで、

The thing has always wanted.

は他王のネイティブパターンになってないので、

The present from you is waht has always wanted.

はネイティブの心に浮かぶことはないダメ文でした。

こんなこと日本語に訳して考え込んだところで、わかるわけがありません。わからなくなり続けて、英語学習から引退していきます。シャチについて学ぶのにイスひっぱり出してきてああだこうだ、では事態は紛糾するだけです。やめましょう。

さて参考までにネイティブの心に浮かぶ、正しい文を見てみましょう。

The present from you is what he has always wanted.

he が what の後ろに入りました。

The present from you is the thing that he has always wanted.

what をもとの the thing that に戻しました。

The prsent from you is the thing the thing he has always wanted.

that をもとの the thing に戻しました。王がふたりになってしまいました。こりゃ危ない!

The prsent from you is the thing.

国が崩壊する前に分解しました。最初にネイティブに浮かんだ文です。

the thing he has always wanted.

後にネイティブに浮かんだ文です。ただ the thing は合体のために前に出てきています。初めからいちばん前にいたわけではありません。

He has always wanted the thing.

the thing を本来の場所に戻しました。

サトル君、まさにその通りです。ネイティブの心に浮かぶ他王のパターンになっています。サトル君の心がネイティブのように機能してきています。素晴らしいサトル君の成長に、大興奮の哀愁の英語コーチです。

英語学習で大事なのは、ネイティブの心がいかに英語だけで機能しているか?を知り吸収していくことです。これをワーグナーミトミはお伝えします。

英語の検索はワーグナーミトミで。

© 2017 Mitomi's world, All rights reserved.