ミトミの WHOSE 物体 IT IS の正体をあばけ

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英語学習でいちばん大事な、ネイティブの心の中での英語の文の形成過程をみなさんに追体験していただきます。ネイティブの心には、英語しか存在していません。英語だけで、文が瞬時に形成されます。それが本能として考えることなくおきます。うらやましいですな。残念ながら英語ネイティブではない日本人には、これは自然にはおきません。その過程をあとから知るしかありません。そのネイティブの心の中での英語だけでの文の形成過程を、常識はずれの詳細さでお伝えしているのがワーグナーミトミです。ではその世界でほかに例を見ない、唯一無二のワーグナーミトミワールドへ入っていきましょう。

お、今日も英語学習するサトル君です。この世の希望?

おんや、何やら強敵に出くわしたようです。

He liked the girl whose task it was to sell bread.

これでしたか。whose task の後に it was がありますな。なんか見慣れない光景です。こりゃどういう文でしょうか?サトル君、この文の正体を見抜けるでしょうか?

素晴らしい!英語学習で大事なことは、ネイティブの心の中で英語の文がどのように形成されるのか?を英語だけで追体験していくことです。そこに日本語は存在しません。ネイティブの心には英語しか存在していません。その英語だけの文の形成過程を知り、自らの心に吸収していくのです。ネイティブの心に存在していない、しかも英語とは46億光年かけ離れた言語の日本語を持ち出してガタガタやるからわからなくなるのです。日本語はイス、英語はシャチです。

まあどっちがどっちでもいいですが。とにかくイスとシャチを混ぜるようなことしても混乱するだけです。

お、サトル君、まずはこの文の王関係をチェックしてます。これが英語力をつける基本中の基本です。ほかのことはどうでもいいまずこれをやるのです。ワーグナーミトミが指導してる生徒はまずこれをやります。どかーんと英語力がついちゃってます。どんなに長い、4行、5行と続く文でも、王権停止の技がかかっていない王(動詞)はひとりしかいないことを追体験、体感できる最高のネイティブ英語習得方法です。これこそ25年をこえるワーグナーミトミの英語指導の集大成です。

さてこの文では

liked                 王権停止の技かかってない王

was                  whoseマンにより王権停止

sell                   toマンにより王権停止

という王関係です。

He liked the girl the girl’s task it was to sell bread.

そしてサトル君は whoseマンを変身前の the girl’s の姿に戻しました。同じ物体を合体させたくてたまらないネイティブの習性がよーく体感できますね、これやると。

ただ whoseマンを the girl’s に戻してしまったので、whoseマンのもっていた王権停止力がなくなってしまいました。was の王権がよみがえってしまっています。このままでは「英語でこれだけはダメ」の王ふたり状態です。この国は内戦で崩壊します。

He liked the girl.

そこは百も承知のサトル君、すかさずひとつの文を合体前のふたつの文に分離させました。これは0,0001秒先にネイティブの心に浮かんだ文です。王は liked だけ、あとはザコです。

the girl’s task it was to sell bread.

こちらが残されたほうの文です。ネイティブの心に0,0001秒後に浮かんだのですな。ただこの並びが本来の並びではないです。

He liked the girl.

の最後の the girl と合体するために the girl’s が前に出てきたのです。そのときネイティブは the girl’s の直後の task もいっしょに連れてくるのです。これはネイティブが

my task        your task         his task        her task

といった所有の代名詞とその直後の物体を、引き離す気分にならないためです。英語は彼らの言葉です。彼らのやることをフォローしていきましょう。

さて、では

the girl’s task

は本来どこにいたのでしょうか?サトル君、最後の勝負です。

本来の場所は?

正解です。さすがサトル君、だてにワーグナーミトミタウンの街角で英語学習に励んでいません。英語力がグングン伸びています。

It was the girl’s task to sell bread.

これが the girl’s task が本来の場所にもどった合体前の文です。

was             王権停止の技かかっていない王

sell               toマンにより王権停止

の王関係です。この文の it は toマンから後ろの内容をさしています。

 

He liked the girl.  It was the girl’s task to sell bread.

合体前のふたつの文です。このふたつの文を今度は合体させましょう。

He liked the girl the girl’s task it was to sell bread.

同じ物体の the girl と the girl’s の合体です。ネイティブは task を the girl’s から離さず連れていきます。

王ふたり問題を解決するため、ネイティブは the girl’s を変身させます。s テイストの残る whoseマン に変身させます。whoseマンが was の王権を停止するので、王は liked ひとりだけです。これにてすべてOKです。

ネイティブの心には英語だけ存在します。その英語の文の形成過程を知り、自らのものにしていくのが英語学習です。その英語学習の根幹をなす大基本が、王権停止力による王関係です。これこそワーグナーミトミ英語の根本原理です。

それでは今回はこれにて。

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