ミトミの WHERE IS POPULAR?はネイティブの心に浮かぶのか?

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英語教育史上前例を見ないことをやります。関係詞と疑問詞の相関関係について、詳細に掘り下げて分析、追及していきます。この追求、分析によりネイティブの心で無意識に瞬時に行われているプロセスが、ノンネイティブに体感できるレベルにまで追体験できるようになります。英語教育に多大な恩恵をもたらす画期的な検証です。スタートさせましょう。

今日も前進する心で、英語学習するサトル君です。

おや、何かに出くわしましたね。

Where is popular?

この文が正しいかどうか?という問題ですな。

サトル君、日本語に訳して考えはじめ

たりはしません。さすが偶然の運命の導きで?ワーグナーミトミワールドで英語学習してるサトル君です。路上で。英語学習でけた外れに大事な点が身についています。

ネイティブの心には英語しか存在していません。英語だけ動くネイティブの心の動きを追求しましょう。

Hakone is popular.

王は is だけです。あとはザコなので、王権停止の技は必要ありません。

————  is popular.

文の最初の物体(主語と言われているやつ)がわからなくなってしまいました。わからなくてアテがなくなったところが空白になりました。

空白になってしまった、もとは物体があった場所に which が入りました。この物体を which で表わす感覚は、関係代名詞のケースと共通しています。

I know the place. He likes the place.

ネイティブは同じ物体 the place を合体させます。

I know the place the place he likes.

合体したため王である動詞がふたつになってしまいました。英語でこれだけはダメ、の王ふたり状態です。

I know the place which he likes.

後ろの the place を whichマンに変身させて、likes の王権を停止させます。王は know ひとり、これにてすべてOKです。

このように物体の代用として which がネイティブの心に浮かびます。

Hakone is popular.

Which is popular?

物体の代用として which が心に浮かぶ点は、関係代名詞の which と共通しています。

違う点は、こちらの which は王権停止力を持たない点です。

Which is popular?

この国には王は is ひとりしかいません。ひとりしかいない王の王権を停止したら、この国は滅んでしまいます。そんなことをする気はネイティブには本能としてないので、こちらの which ( 疑問詞、細分化すると疑問代名詞といわれています)には王権停止力を与えません。ただ

Which is popular?

では、ただ人気があるものを尋ねていると思われます。which だけでは場所のテイストがないからです。関係代名詞のケースなら

I know the place which he likes.

と the place があるので場所テイストがわかりますが。

そこで

Which place is popular?

と which の後ろに place をネイティブは入れてしまうのです。これで場所テイストが伝わります。

ここまでで where はまったく登場しません。where なんてネイティブの心にかけらもよぎらないのです。場所の話なのになぜ?と思うとこですが、とにかく日本語で考えないことが大事です。日本語で考え込むことが、英語学習引退の道です。

では where がネイティブの心に浮かぶケースを見てみましょう。英語だけで。

He is in Hakone.

王は is だけ、あとはザコです。

おおっと、最後の Hakone のアテがなくなってしまいました。すかさずそこが which に代用されました。

おわー、いきなりネイティブが乱入してきました。where が心に浮かんだそうです。さっきと何が違うのか?

in があります

これが違いです。ここでもう一度関係代名詞に戻ります。ワーグナーミトミ英語では、とにかく関係代名詞を最重要な基本技として習得します。

関係代名詞がわかれば英語がわかってしまう

からです。英語力ないのに

関係代名詞?そんなの関係ない。英語はハートだよ。

なんて無責任なこというヤツは全力否定です。そのハートの力とやらを関係代名詞習得に使わんかい、です。さて

I know the place. He is in the place.

同じ物体の the place を合体させますが、この時ネイティブは in を合体に連れて行く気分になることがあります。そうなると

I know the place in the place he is.

という合体になります。このままでは王がふたり状態なので、後ろの the place を which に変身させます。

I know the place in which he is.

これで which が is の王権を停止したので、王は know ひとりですべてOKです。この

in which

がネイティブの心によぎった時に

where

がネイティブの心に浮かぶのです。in which のままでもいいのですが、

where にしてもいいかな

と浮かぶのです。大事なことは

in が必要

なことです。in which とそろわないと 、where がネイティブの心に浮かびません。

この in which(関係代名詞)、その言い換えバージョンの where ( 関係副詞と言われています)と同じようなケースが、この疑問詞の時にもネイティブの心におきています。

in which (疑問代名詞)を where(疑問副詞)にしてもいいかな

です。

関係代名詞と関係副詞

疑問代名詞と疑問副詞

に類似した関係があります。ワーグナーミトミワールドでは珍しい文法用語まとめですな。

さて

He is where?

さて、この where は疑問詞なので、ネイティブはいちばん前にもっていかないと気がすみません。さきほどの

Hakone is popular.

Which place is popular?

は最初の物体(主語)が変身したので、最初からいちばん前にいました。そのため移動の必要がありませんでした。変身しただけですべて終了でした。ところが

He is in Hakone.

は後ろで変身しているので、いちばん前への移動が必要です。

Where he is?

where はいちばん前に来ましたが、この文は疑問文です。まだ疑問文並びになっていません。Is王に前に出てもらう必要があります。

Where is he?

これで疑問文としてOKです。

ということで、in がないと where がネイティブの心に浮かぶことはないのです。

Hakone is popular.

in がないので where がネイティブの心に浮かびません。

In Hakone is popular.

こんな最初の物体(主語)に in がついてるパターンが、ネイティブの心に浮かびません。これがネイティブの心に浮かび出したら

In Hakone is popular.

In which is popular?

Where is popuar?

がネイティブの心に浮かび始めるでしょう。ただそんな日は46億年きそうにないです。

He is in Hakone.

このように後ろにいるなら where の出番はあります。

He is in which?

He is where?

Where he is?

Where is he?

となります。

今回は論点を明確にするため in だけを例に使いました。ほかの前置詞の場合もあります。また which だけでなく what の場合もありますが、今回は which バージョンだけです。1ページにいろいろ紹介しすぎてはてな?となる参考書はたくさんあります。ワーグナーミトミワールドでは一度のエピソードでてんこ盛りのことは書きません。

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