ミトミの97パーセント間違える完了形問題

みなさんこんにちは英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回はほとんどすべての日本人が間違える!現在完了形の典型的な問題についてお伝えします。どんなに優秀な人も最初の1回目は間違えるこの問題を通して、日本語とは46億光年かけ離れた言語である英語にぐーんと接近しましょう。ではまいります。

ふたつの英文があります。

He came to Atami three years ago.   He is in Atami now.

過去の文と現在の文です。もしネイティブの心に現在完了形と日本で言われているパターン

ワーグナーミトミ英語では  have 3  (3とは過去分詞)

が存在しないと、毎回このようなふたつの文が必要になります。めんどくさくてやってられません。そこでこのふたつの文の要素を一文ですましてしまう have 3 がいつのころからかネイティブの心に存在し始めました。

ではこのふたつの文を have 3 の一文で表すとどうなるでしょうか。

お、今回もやる気満々のサトル君、やるようです。いい姿勢です。

彼はアタミに3年前に来た。 彼は今アタミにいる。

という思考を経て

He has come to Atami for three years.

という have 3 の文を完成しました。おや?

これは芸術的なドロップキックだー。

サトル君、通常と違う方向から攻撃がきたので対応しそこないました。

しかしなぜネイティブの方はドロップキックを喰らわせたのでしょう?いくらネイティブといえど?理由もなしに蹴りをかましません。どうやら

He has come to Atami for three years.

がネイティブの心に浮かばないようです。ちゃんとした have 3 の文ではありますが、ネイティブの心に浮かばないものは英語ではダメです。

 

日本語では

アタミに来て3年になる

は自然です。この日本語のテイストは

3年前アタミに来て、それ以後アタミで暮らしている

です。

では英語の

He has come to Atami for three years.

のテイストは

英語の come はほんとに

到着する

です。そのため

He has come to Atami for three years. のテイストは

アタミに3年前到着してまだ駅にいる!

というふつうありえないだろ、というものになります。3年間駅でなにやってんだ、という状況です。このような46億年に1回あるかないか、のようなケースは判定勝負のある英語ではダメです。まあこのケースは判定以前の話ですが。

では、ネイティブはどうしているのか?

He has come to Atami.  He is in Atami now.

の 左のcome ではなく のis を have 3 の 3 にしているのです。

He has been in Atami for three years.

この文なら

彼は3年前にアタミに来て、今アタミで暮らしている

というテイストになります。アタミの駅に3年いるよりはるかに通常のケースです。

英語の come には日本語の

アタミに来て3年になるかーハハハ

のテイストがないことが、日本人がこの間違いをする原因です。でもこれは文法ではなく comeの語法 です。

あ、そーだったんすか

で軽く受け止め吸収して前進しましょう。

語法学習は割り切り前進です。文法は正確に理解です。

英語の検索はワーグナーミトミで。

 

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