ミトミの 史上初の考察、I THINK THAT~の付加疑問はどうなる?

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は非常に珍しいケースを考察します。しかし通常は焦点を当てられることがないレアなケースにも、焦点を当てていくのがワーグナーミトミワールドです。市販の参考書、英会話本に記載されてることをここで再現していたのでは、ワーグナーミトミワールドの存在意義はありません。ここでしか見れない、その意味ではレアな英文構造分析劇の始まりです。

本日も英語学習してます、サトル君。

何かあったようです。

これは付加疑問文というケースです。ただスタートが I think that になってます。これはちとめずらしいぞ。

その通りです、サトル君。付加疑問文の基本パターンはそうです。

基本パターン通りやりました。

なんと、敗北です。

どうも基本パターンとは文の形成過程が違うようです。さっそく追求してみましょう。

これが付加疑問ハケン前の基本形です。まだ付加疑問文になっていません。

この基本状態で I think がネイティブの心に浮かびました。think という王が登場して王ふたり状態になるのを防ぐため、王権停止力のある 接続詞that も登場します。that の王権停止力のおかげで、王はひとりです。OKです。これが通常の基本ケースです。

では今度は付加疑問文のケースを見てみましょう。

最初の基本形の文です。

isn’t it をカンマで区切った外にハケンしました。

この付加疑問ハケンはカンマの外、いわゆる

圏外ハケン

です。通常の疑問文よりも疑問テイストは薄めです

薄いです。

この状態で I think that が追加されても、スタートの文に疑問テイストが薄いので、

It is true.

と同じパターンがネイティブの心に浮かんでしまいます。

I think that it is true.

I think that it is true, isn’t it?

it is true の部分は疑問文並びの

is it true

ではないので、「このままでいいや」という気分になります。最後のクエスチョンマーク ? も圏外にあるので「このままでいいや」です。

では通常の疑問文のケースを見てみましょう。

最初の基本の文です

疑問文になりました。こちらは is王が

を移動して疑問文になります。

そこに I think that が加わります。でも今度はちゃんとした疑問文です。

ここでネイティブ男が乱入してきました。that の後ろが疑問文並びのままでは

王がふたり

と感じるようです。

It is true,isn’t it?

の場合は

It is true,

と同じように that で is を王権停止しました。圏外ハケンの isn’t なんて放置でした。しかし今度の is は王です。その王の is が疑問文並びのままでは、ネイティブは

王権停止力の発動を感じない

のです。そのため is を通常文の位置に戻します。

さらに

Is it true?

はモロ疑問文なので、その疑問テイストを反映して

think よりは wonder

that よりは if

がネイティブの心に浮かびます。

ハケンでしかない

It is true, isn’t it?

と圏王移動の

Is it true?

は大きな違いがあります。それが I think といったもうひとりの王が出現したときに、大きく反映されるのです。

それでは今回はこれにて。

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