みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は一見すると重大な問題ではないように見えますが、実は英語習得の成否を決める重大なテーマをお伝えします。そして今回はこれまで業界に存在しなかった、ワーグナーミトミの新説、新発見の発表となります。ぜひご覧ください。そーだったの!の驚愕の真相が待ち構えています。
今日も街角で英語学習してるサトル君です。
あれ?サトル君、何を見たんでしょうか?
王である動詞がひとつだけの、王権停止技のない文です。これのどこが気になるのでしょう?
himself を him にしちゃっていいのでは?
と思ったのですね。
おおっと、サトル君が危機に瀕するとなぜか通りかかる、哀愁あふれる英語コーチがいますよ。
him にすると、マサオとは別の物体が登場する
マサオはマサオ自身とは別の物体(イラストではヨシオ)を攻撃から守っていることになるのですな。
つい忘れがちになりますが、英語の動詞は
自王(自動詞)
他王(他動詞)
の2種類あります。この自王、他王の習得は英語力をつけていくのに必須です。残念ながらこの自王、他王の指導を十分受けていない英語学習者が大多数です。この事態を改善していきますよ、ワーグナーミトミは。ただ今のところは
他王は直後に別物体がくる
これだけを確認しておきます。直後に別物体です。
Masao likes Mami.
マミはマサオとは別物体です。likes は他王です。
Masao goes to Hakone.
マサオの直後に別物体ハコネがきていません。to が入っちゃってます。goes は他王ではありません。自王です。
Masao became a star.
マサオはスターです。マサオとスターは同一物体です。別物体ではありません。became は他王ではありません。自王です。
そして
defend
は他王です。これは他王としてネイティブの心になぜか浮かんでしまいます。なぜ他王なの?とネイティブに聞いても
知るかい!ただそう浮かぶんだからしょーがねーよ
で終わりです。英語のこの部分はどうしようもないです。ネイティブでない日本人は
そーすか
で受け入れて覚えていきましょう。さて、defend は他王なので、その直後に別物体がきます。なので
Masao defended Yosio against the attack.
は defend他王 として自然な文です。ところがこのヨシオのところにマサオという同一物体がくるのは、defend他王 としてはありえません。ネイティブは無意識にこれを拒否します。そんな時に
~self がネイティブの心に浮かぶのです。
Masao defended himself against the attack.
Masaoself なんてネイティブの心に浮かぶわけもないので、himself です。この~self は
他王の直後に同一物体がきてしまう問題を解消する技だったのです。
今回は~self と他動詞というこれまで焦点が当ててこられなかったテーマをお伝えしました。こうしたワーグナーミトミならではの解説をみなさんにお伝えしていきます。
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