ミトミの TO不定詞 の前に THAT関係代名詞を学べ

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英語学習の定番である TO不定詞を学習する前に、THAT関係代名詞を学習したほうがはるかに英語の理解力がつく例をお伝えします。関係代名詞よりも不定詞のほうが文が短いため、不定詞を先に学習する段取りに今はなっています。ところが関係代名詞を知らないで不定詞を習得しようとするとはてな?という問題がかなりでてきます。そしてその問題をなんとなくまあ、はあーですましてしまうわけです。これは英語力をグーンと伸ばし、ネイティブ並の英語運用能力を獲得するのに大きな障害になります。障害は取り除いていきましょう。ではスタートです。

are, there, places, see, many, to, this, in, town

お、順番並べの問題です。英語力をつけるには、一番いい練習です。

サトル君、早くもネタを見抜いています。自信たっぷりですな。

There are many places to see in this town.

お見事!余裕の正解です。あれ?

サトル君、何か異変?を感じているようです。

see は 王,いわゆる他動詞だったはず。なのに see の直後に物体がない!これは妙だ、という気分ですね。他王なら

I like Miki.

I see Miki.

のようにすぐ

直後に物体がこなければならない、それが他王がネイティブの心に浮かぶパターンだから。

こういう発想が心に浮かぶようになったサトル君、成長してきています。自動詞、他動詞を習うことなく、意識することなく英語学習をさせられている日本人がほとんどです。その状態では、英語習得はきついのは当然です。サトル君は、そこから抜け出しています。だてにワーグナーミトミワールドに生きていませんな。お、ここで偶然路上でサトル君に出くわすとアドバイスをくれる、あの英語コーチが登場です。

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どういうことか検証してみましょう。ネイティブの心にポーンと長文が浮かぶ瞬間のプロセスを再現します。

There are many places in this town. We see many places.

同じ物体である many places を合体させます。この時ネイティブは、赤い色を分断させません。

There are many places many places we see in this town.

王権をもつ動詞がふたつあります。王ふたりはネイティブは許さないので、赤のmany places を that に変身させて王権停止力を与えます。see の王権は停止されます。

There are many places that we see in this town.

これが英語の一番大事な技、関係代名詞バージョンの正解です。しかし、ワンパターンがきらいなネイティブは、関係代名詞にいつも頼るのを拒否します。その時に彼らの心に浮かぶのが to による王権停止です。

There are many places we to see in this town.

to による王権停止となると、もうちゃんとした文がネイティブの心に浮かばなくなります。

There are many places we to see in this town.

もう to のためにちゃんとした文ではないのに we なんて言うのを、ネイティブは拒否します。文の始めでもないのに。ただ

There are many places us to see in this town.

us を入れただけではあまりにも 技感 がないので for を us の前につけます。

There are many places for us to see in this town.

そして最後に、あれ?for us は言わなくても大差ないな、という感覚をネイティブは持ちます。そのため for us の部分を省略してしまいます。

There are many places to see in this town.

こうしたプロセスを経て不定詞バージョンの文が、ネイティブの心に浮かびます。もちろん無意識に、光速以上の速さで。ただ英語ネイティブでない日本人はひとつひとつの過程を丹念に追っていかないと、不定詞に至るプロセスが理解できません。

日本語のコメントなしに関係代名詞バージョンから不定詞バージョンへの変遷を出しておきます。

There are many places that we see in this town.

There are many places we to see in this town.

There are many places us to see in this town.

There are many places for us to see in this town.

There are many places to see in this town.

これらの文のうち正解としてOKなのは

There are many places that we see in this town.

There are many places for us to see in this town.

There are many places to see in this town.

の3つです。いずれも他動詞 see の後に物体はありません。同じ物体の合体のために、前に移動しているからです。この前への移動が、他動詞 see の直後に物体がない理由です。関係代名詞を学習しないと、この前への移動を知ることができません。

英語学習で一番大事なのは関係代名詞です。

動詞の基本を学習したら、すぐ関係代名詞を学習したほうが、英語を容易に習得できます。英文構造の根幹をなすのが関係代名詞の同じ物体の合体だからです。ところが関係代名詞は文が長くなるため、参考書の後ろに追いやられてしまっています。そのため関係代名詞を学習する前に、文が短い不定詞を学習します。ところが関係代名詞を学習してないと、不定詞ではてな?となることが頻繁におきます。ワーグナーミトミはこの点を改善した英語指導を推進します。

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