ミトミの WHAT?何のことだ?前置修飾と後置修飾

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回はワーグナーミトミが直接指導してる生徒が、「学校の授業でわけわからなかった」と騒いだテーマについてお伝えします。前置修飾だの、後置修飾だのと言われたとのことです。この文法用語はともかく、その内容が日本語と英語が大きくかけ離れている要因になっている点で、ことは重大です。放置できません。その日に生徒に伝えたことをみなさんにもお伝えします。始めます。

あれ、なにやらサトル君、混乱してるようです。今日の授業で聞いた 前置修飾 という日本語の文法用語がわからないようです。そこにサトル君と正式にはなんの関係もない、さすらいの英語コーチがやってきました。なぜかよく遭遇しますね。

The strong boy likes Ayumi.

この文に最低限必要なメンバーは

The boy likes Ayumi.

です。strong はなくても文が成り立ちます。なくても文は成り立つけれど、追加のサービス情報としてネイティブが加えるのが修飾語です。このstrong は

The strong boy likes Ayumi.

と boy という物体の、the と boy の間にネイティブは入れます。物体の前に入れるので、日本人が 前置修飾 という文法用語を作りました。ネイティブはこの用語は知らないし、意識もしてませんが。当然ですが。

The running boy likes Ayumi.

この running も前置修飾の例です。run は ing により王権を停止されています。こうなるとネイティブには running は strong と同じ、形容詞としか感じられません。動詞となんて感じていません。そのため strong と同じく boy のに入れてしまいます。物体の前なのでこれも前置修飾です。

The boy that is running in the park likes Ayumi.

英語でいちばん大事な技、関係代名詞です。この

that is running in the park

の部分はなくてもいい修飾の部分です。that が is の、ing が run の王権を停止しています。この部分はなくても

The boy likes Ayumi.

とちゃんとした文になっています。王がひとりの。ただ

The strong boy likes Ayumi.

The running boy likes Ayumi.

の strong や running と違い、場所が boy の後です。この場所がのために、日本人が 後置修飾 という文法用語を作りました。ネイティブはそのような用語を意識していません。後置修飾 という文法用語は知りませんが、ネイティブは that is running in the park の部分を boy の前にもってきて

The that is running in the park boy likes Ayumi.

なんてことをする気には、なるわけありません。後置修飾です。

The boy running in the park likes Ayumi.

running in the park の部分がなくてもいい修飾部分です。関係代名詞の省略手抜きバージョンの分詞です。ing が run の王権を停止しています。先ほどの関係代名詞よりは短いですが、やはり in the park がついてるため

The running in the park boy likes Ayumi.

と boy の前にもってくる気にネイティブはなりません。後置修飾です。

The boy in the park likes Ayumi.

この in the park がなくてもいい修飾部分です。run のような放置しておくとふたりめの王として暴れだす動詞がないので、王権停止の技はありません。さらに短くなった修飾部分ですが

The in the park boy likes Ayumi.

と boy の前にもってくる気にネイティブはなりません。後置修飾です。strong や running のように語なら、物体のに修飾部分をもってきますが、語以上になると物体のろに修飾部分をもってきます。

日本語はひたすら前置修飾です。語は日本語にはない後置修飾だらけの言語です。ここが日本人が英語を習得しずらい大きな原因です。でも後置修飾の代表技である、 関係詞 分詞等を習得していけばどうってことないです。どうってことないのでモノにしちゃいましょう。

英語の検索はワーグナーミトミで。

 

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