ミトミの ここでつまずく、不定詞の形容詞用法、その形成過程新バージョン降臨だ

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は高校生に英語がわからなくなる関門のひとつ、不定詞の形容詞用法を解説している時に、ワーグナーミトミに閃いた新バージョンをお届けします。これまで不定詞の形容詞用法を解説する際には、関係代名詞を経由するパターンをとってきましたが、今回お届けするバージョンは、関係代名詞を経由しないバージョンです。ではワーグナーミトミに降臨した閃きをすかさずお届け、エピソード914スタートです。

さてさて、今日も路上で英語学習してるサトル君です。

ありゃりゃ?そこにヨタヨタとやってきましたよ、通りすがりのあんちゃん。今日はわざと来ましたな。

あいさつなしでいきなりです。こやつ、行動パターンはまるっきり英語ネイティブのかけらもない奴ですな。え、不定詞の形容詞用法ですか。まあここでなんとかわかってたような不定詞が、どーんとあいまいになるんですな。英語学習混迷の日々の始まりです。

特にこうした文でわからなくなります。on で文が終わる?そんなバカな!となります。この時点で関係代名詞を指導されていないので、前置詞で終わる文に免疫がありません。

おお、不定詞の形容詞用法を関係代名詞を経由して解説してきた通りすがりのあんちゃん、関係代名詞を経由しないで不定詞の形容詞的用法の形成過程を説明する方法を思いついたようです。

基本スタート文です。

needs  動詞(王)太陽

という文構造です。あとは名詞ごときのザコです。

おわっと、追加情報が加わってしまいました。

あっちー。

needs  動詞(王)太陽

sit   動詞(王)太陽

という文構造になってしまいました。

こりゃたまりませんな。たしかに。

お、不定詞 to が飛来してきてくれました。

needs  動詞(王)太陽

sit  不定詞 to で動詞停止(王権停止)準動詞 惑星

という文構造に変わりました。動詞(王)太陽 は needs ひとつになりました。よかった。

なるほど、不定詞 to により動詞(王)太陽 の面影がなくなってしまうと、そういう気になるのですな。

he が見えなくなりました。でも動詞(王)太陽 の needs のほうに He とあるので、英語ネイティブ同士、これでわかってしまいます。

不定詞 to で未来テイストを英語ネイティブ同士で十分感じるので、テイスト追加してるだけの助動詞ごときの will なんざ、見えなくなってもかまわないわけです。(注1)

will が視界から見えなくなりました。

たしかに the chair も本体にあります。本体では初めて登場するので a chair ですが。本体にあれば、英語ネイティブ同士わかります。

the chair が視界から消えました。これが不定詞の形容詞用法として、教科書、参考書に記載されている完成形です。ただいきなりこの文を見せられて日本語訳つけられても、そりゃワケわかりません。大事なのは、文の形成過程です。

それでは今回はこれにて。

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(注1)現行英文法では、助動詞を尊重しすぎています。助動詞に動詞と同等レベルの重要性を与えていることで、英文の構造がとても不明瞭なものになっています。各助動詞の細かなテイストの違いの追究に、傾倒している研究者が多いです。動詞停止力(王権停止力)に気が付いていないので、その方向にいくのは無理からぬことではあります。意味論は後でよろし、まずは英文構造の習得です。

 

 

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