みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は多くの英語学習者が、「最初のころは好きだったけど、途中からゴチャゴチャしてきてわかんなくなったぞ」と感じるケースをお届けします。この「ゴチャゴチャ」をそのままにしておくと、英語習得が覚束なくなります。でもその「ゴチャゴチャ」の形成過程を知れば、それはもうもう「ゴチャゴチャ」ではなくなります。では「ゴチャゴチャ」をなくしに行く旅、エピソード725スタートです。
いよっ、今日も英語学習ですね、サトル君。
これが見てる文ですか。
思うところありあり、のサトル君です。
そこに思うところありあり、でしたか。
たしかになぜここに in Tokyo があるのか?疑問に思う英語学習者は多いです。どうしても比較級は
You are as tall as Masao.
の基本形の印象が強烈です。その後に習う
as ~ as の間がごちゃごちゃしてくる
ケースがどうにも腑に落ちないわけです。ではこの as ~ as の間に in Tokyo が入るプロセスを検証します。
これが基本のスタート文です。
そうです、ふつうの場所です。
not は論点に関係ないので、一度除きます。シンプルなほうが、文構造の本質が見えます。
おおっと、in Iwate の文もネイティブの心に浮かんでしまいました。しかし、このままでは王(動詞)がふたりです。ダメです。ネイティブが表現したいテイストは、「同じくらい」です。
as ~ as ばさみ がネイティブの心に浮かびます。このときネイティブは many と trees を引き離したりしません。
as many trees as
となります。そしてその直後にある in Tokyo を many trees と引き離したりもしないので
as many trees in Tokyo as
となるわけです。そして as ~ as の後ろの as は接続詞なので王権停止力を発動します。この 後ろのas の王権停止力により、後ろの are は王権を停止されるのです。これが本来のフルバージョンです。
ところがフルバージョンでなくても、そこはネイティブ同士、透明バージョンでもお互いわかってしまいます。なので、( )の部分を透明バージョンにしてしまいます。
透明バージョンでもそこに are がいます。それを 後ろのas がしっかり王権停止しています。これがサトル君の見た文の形成過程です。もちろんネイティブ自身は自覚していません。第一言語をいちいち意識しません。
おっと、サトル君の見た文は否定文でした。not が戻ります。
英文はもとの姿に戻すことで、その本来の構造が見えてきます。
それでは今回はこれにて。
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