ミトミの which に変身する前の姿を追え、単語数25越えの文も解析だ

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は多くの英語学習者が脱落、引退していく理由である6行~7行と続く、ひとつの文の単語数が25を超える文の構造がエピソードテーマです。厳しい現実を言えば、こうした長い文の構造が理解できなければ、英語力は低いところで停滞したままになります。

英語力の低い人は、「少ない単語と短い文で十分通じる」というでしょう。ではその短い一言が通じたとしても、そこから相手がドーンと長文を話しだします。こちらは沈没します。

コミュニケーションに必要なのは、しっかり築き上げている本物の英語力です。今日はワーグナーミトミが指導している中学3年生女子の授業でした。彼女は9行~10行続く複雑に錯綜した構造の文を、見事に解析してしまいます。ワーグナーミトミ英文法の奥義、王権停止論を見事に継承、実践してくれます。うれしいかぎりです。

では本物の英語習得の道へ進みましょう。エピソード402スタートです。

サトル君、今日も英語学習で大いなる前進中です。

おおっと、大いなる難敵に遭遇したようです。

この文ですか。難敵そうです。

これがこの文の問題ですな。which に変身する前の物体(名詞)は何なのか?という問題です。

お、いいぞサトル君、何よりも大事なことをわかっています。

王関係です。王はひとりなのでOKです。

which の直前の物体でないのは見抜きました。

いちばん前にある物体だな、と察し始めたサトル君です。

ここで「うっ」です。

おお、素晴らしい英文構造解析力です。やはりワーグナーミトミ英語継承を託された運命の少年か?

たしかにこの文にならざるをえません。これでは問題文とは違ってしまいます。では正解は?

ここでセコンドの指示を仰ぐ、といういい戦術に出ました。その時々で適切な行動に出ることが大事です。

セコンドの出した例文を見て、サトル君が今回の技を思い出しました。そうです、前の文全部が which の変身前の姿でした。

では問題文の形成過程を検証していきましょう。

これが合体前の基本文です。

こちらが合体前のもうひとつの基本文です。接続詞 that 、不定詞 to が王権停止しています。

ふたつめの基本文は taht が王権停止してる中の文(名詞節)が長いので、it に変身させてしまいます。

同じ物体が合体しました。合体したのはいいのですが、王がふたりです。このままではダメです。

it が , which に変身しました。王権停止力が発したので、王はひとりになりました。これにてOKです。前の文全部が同じ物体のときは、ネイティブの心にカンマが浮かびます。

一見複雑そうに見えるながーい文でも、王権停止論にもとずき検証していけば、その文の構造が見えます。この力こそ英語力の根底をなす基盤です。

それでは今回はこれにて。

英語の検索はワーグナーミトミで。

 

 

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