みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は本日も医学部受験生を苦しめた、日本英語教育の一大欠落事項をエピソードテーマにお届けします。今回の医学部受験生受難ケースは、英語教育の最初の段階での適切な指導がされていれば、受難しなくても済んだものです。ところがそれがされていないので、本日も大変でした。ではそんな大変な事態に落ちいらず、英語力上昇路線をひた走るための、エピソード790スタートです。
本日も英語学習、やることにブレないサトル君です。
これが見てる文ですか。
気になるところがあるサトル君です。
wonder 動詞(王)
take 間接疑問文中の which で動詞停止(王権停止)
という文構造です。
I should take
と肯定文並びになっているので、疑問詞 which が接続詞になり動詞停止力(王権停止力)を獲得、take を動詞(王)でなくしています。動詞(王)ふたつ問題はないです。
それでも気になるところがあるサトル君です。
この文のどこが、英語ネイティブの心に浮かばないのでしょうか?
その点でしたか!
おおっと、ここで遅ればせながら正体不明、謎のネイティブ男の乱入です。ただ
course
だけでは、course という名詞が英語ネイティブの心に浮かぶことはないようです。course は
a pen pens
と同じ
C 名詞バージョン (可算)
で英語ネイティブの心に浮かぶので、なんもなしの
course
では英語ネイティブの心に浮かぶことはなく
単数なら a course 複数なら courses
で英語ネイティブの心に浮かぶのです。
(注)特定テイストの場合は、a が the になります。
ほんとに英単語を覚える際に
鉛筆 pencil
と習って覚えてしまうので、とかく10半ば以後は苦難の連続になります。行きたい進路に進めない悲劇が続出しています。最初から
鉛筆 a pencil pencils
と覚えておけばいいのです。最初からこう覚えれば
pencil だけに違和感
を覚えるようになります。これが英語力です。
サトル君の見た文のケースでは
which が the の代わりにいます。
You like the pencil.
You like which pencil.
Which pencil do you like?
という文形成過程です。この文の前に I wonder が英語ネイティブの心に浮かぶと
I wonder which pencil do you like?
となりますが、この疑問文並びのままでは wonder と like で動詞(王)がふたつなので
ギモンハケン戻し
をして
I wonder which pencil you like.
となります。which の直後に pencil です。
こちらがサトル君の見た文の、英語ネイティブの心に浮かぶ正解バージョンです。
which course
which と course はくっついています。
それでは今回はこれにて。
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