みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回もワーグナーミトミが、実際に英語指導をしている最中に遭遇したリアルケースです。実際に英語指導をしている最中に、実に様々なケースに遭遇します。そしてこの様々なケースが、リアルな英語学習の過程で、英語学習者に起きる現実の問題です。こうした現実の問題にこそ、英語学習をより良いものに改良していく新発見があります。この英語指導、英語学習の現場からのリアルな事象をお届けするエピソード416スタートです。
英語学習してますね、サトル君。
難問に出くわしましたか。
長いっちゃあ長いです。誤りがあれば直せ、問題です。
素晴らしいぞ、サトル君。日本語に訳して日本語でウダウダ思考することが、英語力を破壊します。英語学習のスタート、王関係チェックで英語力をつける練習をします。
サトル君の脳は、英語だけで機能しています。これが英語学習です。もし文中に知らないテイストの単語があっても、王関係だけに集中します。その単語が動詞かそうでないか?は察っせられます。ここで知らない単語の日本語テイストを知りたがったりするから、心が日本語思考になります。英語力が粉砕されます。それは王関係解析により英文構造を見抜いた後にやる、単語数増加という別の学習行程です。
おお、サトル君、王関係チェックにより、この文の構造を見抜いたようです。
そうです、英語で王ふたり状態にまさるとも劣らないぐらい恐ろしい、英文爆発崩壊状態の
全王王権停止
です。王がひとりもいない状態です。
問題文の王関係相関図です。おや?
そうです、that から王権停止力が発生しています。この接続詞that から発生した王権停止力の行き先が、どこにも見当たりません。これは最大級の恐ろしい事態を引き起こします。次のイラストの事態です。
発生した王権停止力は、なんとなく自然消滅したりしません。動詞の王権を停止することなく、自然消滅しません。
ここで覚えておくことは、ひとつの動詞にふたつの王権停止力による
2人ががり王権停止
はネイティブの心に存在しないことです。ひとりに2人がかりは卑怯、というネイティブ感覚によります。
そのため
that から発生した王権停止力は、ただひとりの王として存続しなければならない think の王権を停止してしまうのです。こうしてこの英文は、全王王権停止により爆発崩壊してしまいました。
この文の王関係を簡略化してみましょう。動詞は王権停止されてしまえば、もはや物体(名詞)と同じなので
問題文の構造は、この短い文と同じでしかありません。この場合の and は物体ふたつを結合してるだけで、王権停止力を発生していません。and,but などのいわゆる等位接続詞は、必要ないときは王権停止力を発生しません。
ところがいわゆる従位接続詞といわれる that は、必ず王権停止力を発生してしまいます。その発生した王権停止力は、なんとなく自然消滅しません。自然消滅しない王権停止力が、王として生存しなければならない王の王権を停止してしまいます。王が存在しなくなった英文は爆破終了です。
では問題文の正解を見てみましょう。
think が about になりました。前置詞 about からは、王権停止力は発生しません。これなら王ひとりのOK文です。王権停止されていれば、物体(名詞)と同じなので
問題文の think を about にしたこの文もOKです。これが問題文の誤りを訂正した解答です。
ただひとりの王 think を残して、あとはみな王権停止されています。OKです。
王ふたりはダメですが、王不在もダメです。王は常にひとりです。これが英語という言語です。
それでは今回はこれにて。
英語の検索はワーグナーミトミで。