みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は一度はワーグナーミトミワールドで取り上げた論点ではありながら、ワーグナーミトミの実体験から再び取り上げなくてはならないケースを、エピソードテーマにお届けします。ワーグナーミトミが英文法学者としてやらないことは
テイストによる分類
です。このテイストによる分類をしたが最後、もう人によりどうとでも取れるような魑魅魍魎、混迷と迷宮の世界に舞い込みます。ところがこの
テイストによる分類
をしまくる英語指導者の方々がかなりいます。まあ分類することが研究成果と見なされるので、分類が盛んに行われるのですが。今回の「一億人の英文法」の著者大西泰斗氏のスポーツに関する
テイストによる分類
には、ワーグナーミトミは黙っていられません。魑魅魍魎、混迷と迷宮の世界にあえて飛び込むぞ、ワーグナーミトミ地動説英文法エピソード1146スタートです。
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地上最強の格闘技はね、極真空手だよ
~1981年極真会館総本部道場での大山総裁(当時館長)の言葉~
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おりゃ!本日も英語学習に邁進するサトル君です。
何を見たってんだ?
また?
それかーい。
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(1)I play baseball [ tennis / rugby / soccer ]. [ play +スポーツ名]
(僕は野球 [ テニス / ラグビー / サッカー ] をする)
(2)I do / practice judo [ yoga / karate ] [ do / practice +スポーツ名 ]
(僕は柔道[ ヨガ / 空手 ] をする)
(3) I ski [ skate / fence ] [ 動詞であらわす ]
(僕はスキー [ スケート / フェンシング ] をする)
さて、なぜ野球などのスポーツに限って他動型を使うのでしょうか?それは「力が及ぶ」を感じるから。野球・テニス・ラグビー・サッカー、すべてボールを打ったり蹴ったりします。インパクトの連想からそれに見合った他動型が用いられるというわけ。スキーには、何かを打ったり叩いたりのイメージはありませんよね。だから他動型を使わず、単に ski と動詞になります。また(2)のようにインパクトもない、動詞になるほどでもないスポーツは「 do / practice +スポーツ名」となります。他動型の「力が及ぶ」。実に一般的な語感なのですよ。
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この大西泰斗氏の解説ですな。
柔道と空手は
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インパクトもない、動詞になるほどでもない
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と断言しています。
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インパクトもない
―ーーーーーー(注2)
そんなことあるか!柔道に関しても言いたいことはありますが、今回は空手に集中します。
ワーグナーミトミの実体験。
その瞬間に
スーパーインパクト!
昭和の「地上最強のカラテ」、大山総裁(当時館長)がいた極真会館池袋本部道場での日常です。ものすごい組手稽古です。
大西泰斗氏は打撃を加えない、伝統空手の組手、型を
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インパクトもない
―ーーーーーー(注2)
と断言しているのか?それならそう明記してもらいましょう。ただもうこうなると英語学習ではない
空手にインパクトがあるのか?ないのか?
論争になります。
いつもとエンディングの様子が違いますな。
それでは今回はこれにて。
英語の検索はワーグナーミトミで。
(注1)ワーグナーミトミが早稲田大学在学中に通っていた極真会館池袋本部道場での1部の稽古後の大山総裁(当時館長)の訓話
(注2)「一億人の英文法」大西泰斗 東進ブックス 2012年 P68