みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は英語習得に大きく立ちはだかる大問題でありながら、この国の英語教育のブラックホールになっている件についての考察です。連日連夜、英語指導に明け暮れるワーグナーミトミですが、やはり英語力を上昇させていくには、このブラックホールをブラックホールのままにしていては、立ち行かない状況になります。そしてついに、ワーグナーミトミはこのブラックホールに関しての、人類史上初めてのプロジェクトを進行中です。このプロジェクトを進行させているため、こちらのエピソードの進行ペースがゆるやかになることがありますが、それはやむをえないということで。それではワーグナーミトミ地動説英文法エピソード1145スタートです。
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また数時間後には、いつものように朝が来る。 —- いつか君にも朝日に微笑む日が来ることを願っているよ。
~ドゥラカに送る異端開放戦線隊長シュミットの言葉~
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うんうん、今日も英語学習に励むサトル君、サトル君の日常ですね。
そこにやってきたぞ、通りすがりのあんちゃん、わざと。
ほうほう。
このセリフを言ったのですな。
あら、そうなりましたか。この原因は、やはり
これなんですよねー。proceed は自動詞バージョンで英語ネイティブの方々の心に
無意識に
浮かびます。
このように直後に名詞が、英語ネイティブの方々の心に浮かびません。この理由を英語ネイティブの方々に聞いても、第一言語の本能、無意識なので
知るかい、んなこと。気にしたこともないわ!
で終わりです。この自動詞・他動詞問題が英語習得の大きな難関です。この難関に対して関正生氏は
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自動詞・他動詞の即断判別法 ※まずは「他動詞」から考える
他動詞:「何を?」と聞き返す
自動詞:「何を?」と聞き返すのは変→「あっそう」で終わる
※100%完全に割り切ることはできませんが、一瞬で理解できて多くの場面で役立つので、かなりコストパフォーマンスが高い法則です。
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という学説を打ち立てました。ところがこの法則には例外が次から次へと続出してきます。
この proceed のテイストは
続行する
です。
それが自然です。
「あ、そう」
ではありません。
お、思い起こせば?
英語ネイティブの方が、このセリフを言ったのですな。
なるほど。まあ英語ネイティブの方が、意識していたわけではないですが。
直後に名詞が、英語ネイティブの方々の心に浮かばないわけですな。自動詞バージョンでこの動詞が、無意識に心に浮かぶのが英語本能です。でもこの動詞を日本語訳してしまうと
手間取る
です。
「何を?」が日本語ネイティブ英語学習者の心に浮かんでしまいます。
これが proceed が英語ネイティブの方々の心に浮かぶパターンです。直後に名詞が英語ネイティブの方々の心に浮かびません。
The boy will come to the city.
と同じパターンです。自動詞バージョンで、英語ネイティブの方々の心に浮かびます。
このあんちゃん、この英語習得の難関問題に関して、なんかやっとるようです。
いったい何を通りすがりのあんちゃんはやっているのか?それはまた後日に。
それでは今回はこれにて。
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(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第7集 魚豊 小学館 2022年 175
(注2)「真・英文法大全」関正生 株式会社KADOKAWA 2022年 P410 関正生氏は「例外を承知で自動詞・他動詞を法則化」とはしていますが、法則というには例外が続々と出てきます。